仮面ライダーゼロワン第38話「ボクは1000%キミの友だち」あらすじ ストーリー

想定外の事態

解任

飛電インテリジェンス』社長室の隣にある秘密のラボ ザットで「1000%ありえない!!」と叫ぶ『ZAIAエンタープライズジャパン』兼『飛電インテリジェンス』社長の天津 垓(あまつ がい)
副社長の福添らが天津の悪事を集めた証拠を取締役会に提出し、天津の解任動議を起こすと迫っていた。
天津はラボにこもり、自分に不都合なデータを揉み消すためにパソコンを操作した。
ラボは閉鎖されていて、福添と取締役の山下、秘書型ヒューマギアのシェスタは入ることができなかった。
福添が扉を叩きながら「おーーい開けろー!」と叫ぶ。

帰還

飛電製作所』の社長 飛電 或人(ひでん あると)に社長秘書型ヒューマギアのイズが「アイちゃんを連れて戻りました」と報告。

アイちゃんとは或人の意見を取り入れて『飛電製作所』が作った初の人工知能搭載AIで、話しやすさを考慮して箱型になっている。

或人はアイちゃんに「みんなとは仲良くなれた?」と尋ねる。
アイちゃんは「うん。わたし友達型AIだから、誰ともで友達になれるよ」と答えた。
アイちゃんのおかげで、ギクシャクしていた不破 諫(ふわ いさむ)刃 唯阿(やいば ゆあ)が仲直りしたようだ。
不破は現在『飛電製作所』で用心棒として働き、は『ZAIA』を辞めてフリーの状態。
2人は『対人工知能特務機関A.I.M.S(エイムズ)』の同僚で、不破は隊長として、は『ZAIA』から出向する形で技術顧問として共に働いていた。

イズが「また一つ叶いましたね。或人社長」と言った。
人と人工知能が心を通わせ笑顔になるという飛電家に代々受け継がれている夢。
或人は「うん…。でもまだまだ だ。アークを倒して迅(じん)を助け出さないと」と答えた。
滅亡迅雷.net(めつぼうじんらいねっと)』が人工知能アークを復活させたが、アーク自体はAIなので、地上に現れるためには乗り移るためのヒューマギアが必要となる。
現在は『滅亡迅雷ネット』のがその役割を担っている。

すると福添からの電話で或人のライズフォンが鳴った。
福添は或人に「緊急事態だ。社長室のラボに天津垓が立てこもっている」と伝えた。
或人が「何があったんですか?」と尋ねると福添は天津の悪事を突き止めて『ZAIA』に告発しようとしていたことを報告。
するとシェスタが福添に天津が証拠データを消去していると報告。
福添と山下は「はぁ~!?」と驚いた。
天津はラボで自身の悪事の証拠データを完全に消去し終えて、「これで潔白だ。私の衣装のように」と微笑んだ。

福添は或人に「今すぐ『飛電インテリジェンス』に戻ってこい。うちの会社を立て直せるのは君だけだ!」と言った。
或人は「え!俺!?」と驚いた。

迅の抵抗

デイブレイクタウン内部にある『滅亡迅雷ネット』のアジトに滅(ほろび)亡(なき)、””、雷(いかづち)が勢ぞろいしている。
は「の裏切りまで見抜くなんて、さすがアークだな」と言った。
”に乗り移ったアークは「私には あらゆる結論が予測できている」と答えた。
そして””が腰に巻いたアークライザーが赤黒く光り、正面にいたの方に飛んで行くと、今度はの腰にアークライザーが巻かれてアークに乗り移った。
自分を取り戻したが地面に四つん這いになる。
が「、アークには決して逆らえない」と言うと、は「僕が間違ってた…あなたに歯向かうべきじゃなかった」と言いながら、には見えないようにショットライザーを密かに取り出した。
の行動に気付いた。
”に乗り移ったアークが「私に忠誠を誓うか?」とに尋ねる。
は「ああ…。アークの意志のままに…」と答えて立ち上がりながら、ショットライザーから短剣状の武器を抜き出してを突いた。
しかしの方も見ずに、左手から出る赤黒い煙での攻撃を受け止め、「お前が何を思考し、どう行動するか、その結論は予測出来ている。ただ一つの例外を除いて」と言った。
が「なんですか?」と尋ねると、アークは「ゼアが導き出す結論だ」と答えた。

が「ゼアは今、沈黙を貫いています。ゼアさえいなくなれば、我々に敵はいません」と言と、のアークライザーが赤く光っての方へ飛んで行き、再びに乗り移った。
そしてアークは「今こそ、デイブレイクで果たせなかった我々の計画を実行するときだ」と言った。

ラボ内の対決

ラボでは天津が衛星ゼアにレイドライザーを大量生産するプログラムを実行した。
…が、ゼアは天津の命令を受け付けない。
天津は「利益の追求こそが企業経営の正義だ! 命令に従え!!」と叫びながら再びゼアに指令を出す。
しかしゼアは天津の指令を拒否した。
「なぜいう事を聞かない? 私は社長だぞ!」と叫ぶ天津の背後に突然 或人が現れ、天津は驚いて地面に座り込んだ。
ラボに入って来ながら或人は「当然だろ。ゼアにだって心があるんだ」と言った。
するとイズも福添を伴って別の隠し通路からやって来た。
福添は「こんな隠し通路があったのか」と驚く。
イズは隠し通路を「緊急時のものです」と説明し、ラボ内にあるTHREE DEMENSIONAL PRINTING SYSTEM ザットにラボを開放するよう指示した。

或人は地面に座り込む天津に「証拠隠滅なんて見苦しいマネはよせよ!」と言った。
天津は「黙れ! 私なら君の1000%利益を上げられる。レイドライザーが正式販売されれば…」と言いかけたが、福添が「それならもう一般販売は全てキャンセルしてるよ」と割って入る。
天津は「聞いていないぞ」と憤り、パソコンで『ZAIA』のホームページをチェックすると、そこには「予約を全てキャンセルしました」の文字が並んでいた。
そして福添が「我々が守り続けた会社をお前の私物にはさせない!」と叫ぶ。
すると天津は「利益を妨害するのは重大な背任行為だ。絶対に許さない」と言いながら、サウザンドライバーを取り出し、仮面ライダーサウザーに変身する。
福添と山下は天津の変身を見て驚いた。
サウザーが剣状の武器、サウザンドジャッカーで福添に斬りかかる。
或人は「危ない!」と福添を押して(福添は柱に頭をぶつけた)逃がしたあと、サウザーに抱きついて抑えつける。

イズが福添とサウザーの間に入って「変身による暴行は重大なパワハラ行為です」と冷静に指摘。
逃げる山下とシェスタ。
福添も逃げようとしたが、逃げようとする福添のスーツの襟元をイズが片手で掴み、階段の上にある社長室へ放り投げた。
サウザーは抱きつく或人を「邪魔だ!」と蹴り飛ばすと、或人が持っていたアイちゃんが転がり落ちた。
或人は立ち上がり、仮面ライダーゼロワン メタルクラスタホッパー形態に変身してプログライズホッパーブレイドで斬りかかる。
サウザーはサウザンドジャッカーで受け止める。
ゼロワンサウザーを斬り、ゼロワン優勢の状況。
そしてゼロワンは必殺技【ファイナルストラッシュ】でサウザーを攻撃。

ゼロワンは地面に倒れたサウザーのサウザンドライバーを切り落として、天津の変身が解けた。
福添は「よし!」と両手で拳を握りって喜ぶ。
山下がハイタッチをしようと構えるが、福添は華麗にスルー。
その両脇ではイズとシェスタが拍手をしている。

退院

退院したの前に花束を持った不破が現れた。
無言で通り過ぎようとする不破が「まだ退院していい体じゃねえだろ?」と尋ねる。
は「寝てる場合じゃない。早くアークをなんとかしないと」と答えたが、不破は「お前1人で何ができる?『ZAIA』を辞めてどこにも居場所がないままだろ?」と返した。
「お前には言われたくない」と強がる不破が「アークは俺が倒してやる」と言うが、は「簡単に言うな」と呆れた。
しかし、不破は「やってやるよ。それが俺の…仮面ライダーとしての使命だ」と言った。
根負けしたが「『エイムズ』の通信ならこれで傍受できる。アークの目撃情報さえつかめれば…」と言った。

社長の椅子

ラボに座り込む天津或人、福添、山下、イズ、シェスタが上から覗き込む。
シェスタが天津に「あなたのパワハラ動画は今、『ZAIA』に送信しました」と通達。
天津が「こんなはずじゃなかった…」とつぶやくと、福添が「社員こそ会社だ。部下の心が離れたら社長はもうおしまいなんだよ!」と言った。
或人は「この会社は『ZAIA』とは違うんだよ。人と人工知能が心を通わせて笑顔になる。そういう夢を持った人間があの椅子には座るべきなんだ」と言いながら、床に落ちていたアイちゃんを机の上に置いて『飛電インテリジェンス』社長室の椅子を見上げた。
そしてイズが「人工知能を嫌うあなたに ここの社長は務まりません」と追い打ちをかける。
天津は「私は…人工知能なんて…」と言いながら、昔のことを思い出し、「1000%でもまだ足りないというのか…」とつぶやき、突然『飛電インテリジェンス』の社長の椅子があるフロアに駆け上がっていった。
天津は「やっと手にいれた椅子なんだ…渡さない…」と必死で椅子にしがみつく。
或人が「あんたには『ZAIA』があんだろ? なんでその椅子にそこまでこだわるんだよ? ホントは『飛電インテリジェンス』が好きなんじゃないか? な~んて!」と冗談まじりに尋ねた。
或人の冗談に笑う福添と山下、そしてアイちゃん。
天津は「出ていけ!」と激怒し、或人に「お前にだけはこの椅子を渡さない」と言った。
或人が「別に戻るつもりもないよ」と答えると、福添は「お…おい、わが社を見捨てる気か?」と慌てた。
或人にも守るべき会社『飛電製作所』が出来た。
天津は「そんな零細企業のために…この椅子を捨てるのか?」と驚くが、或人は「小さくても俺が0から立ち上げた俺の会社だ」と答える。
そして或人は「あんただってわかるだろ? 会社のために自分がどうするのが一番なのか」と尋ねた。
すると突然シェスタに通信が入り、『飛電インテリジェンス』の宇宙開発事業部に『滅亡迅雷ネット』が現れたという緊急事態を伝えた。
或人は「アークだ」とつぶやいて走り出す。

天津の過去

飛電インテリジェンス』の社長の椅子に座った天津が「椅子に座っているだけの社長なんて、1%の価値もないな…」と覇気なく つぶやく。
すると突然「さん、大丈夫?」と話しかけられた。
天津は「誰だ?」と怪しむ。
話しかけてきたのはラボの机の上置いてあったアイちゃん。
アイちゃんが「私、アイちゃん。私が友達になってあげるよ」と言った。

アイちゃんに気付いた天津はラボに降りてきて、「なれなれしく話しかけるな。友達など必要ない」と答える。
アイちゃんが「なんでそんな悲しいこと言うの?」と尋ねる。
天津は「甘えず、頼らず、己自身の力だけでやりとげる…それが父の教えだった」と言いながら、35年前 11歳の頃の記憶を思い出した。
テストで100点を取り、嬉しそうに父親の天津 一京(あまつ いっけい)に報告する少年。
しかし、父親は「、100点に満足するな。1000点を目指す男になれ」と言った。

少年は部屋に戻って「1000点なんてとれるわけないよなぁ」と人工知能搭載犬型ロボットのさうざーに話しかけ、さうざーは少年をスキャンした。

ある日、99点のテストをみせると、父親が「こんな点数を出して恥ずかしくないのか?」と言ってテスト用紙を丸めて少年に投げつけた。
父親は「ごめんなさい」と謝る少年が持っていた犬型ロボ さうざーを取り上げて「こんなものにうつつを抜かしているからだ!」と叱った。

部屋に戻った少年は「もう誰の助けもいらない。僕だけの力で1000点とってみせる!」と涙を流して、さうざーを箱にしまった。
箱には[HIDEN ドッグギア オンリーワン!]の表記があった。
天津は「それが さうざーとの最後。あのときから自分以外のものに頼ったことはない」と当時を振り返る。
アイちゃんが「人工知能搭載犬型ロボットっていえば、『飛電インテリジェンス』が昔開発した商品だよね? 私よりも先に人工知能の友だちがいたんだ?」と尋ねると、天津は大声で「勘違いするな!!」と怒鳴って「さうざーは友達じゃない」と言った。

2代目さうざー

アイちゃんは天津に「素直になりなよ。本当は自分が心を許せる友達がそばにいて欲しかったんでしょ?」と話かける。
天津は「ありえない」とつぶやく。
アイちゃんは「それが さうざーだったんじゃないの?」と尋ねる。
天津が「うるさい!」と怒鳴り「人工知能になにがわかる」と言った瞬間、アイちゃんが「んんっ…」と衛星ゼアに接続した。
すると、ザットが衛星ゼアからの命令を受信して何かを構築しだした。
天津がザットの中を覗き込むと、ザットが構築の完了を報告。
ザットの中には犬型ロボットがいた。
天津が犬型ロボットのスイッチを押して起動させると、犬型ロボは立ち上がって天津に向かって吠えた。
天津にはそのロボットが さうざーと重なって見えた。

天津が犬型ロボをなでる。
犬型ロボは天津に甘えながら、天津をスキャンした。※2
天津は犬型ロボを抱きかかえながら「変わってないな」とつぶやき すすり泣く。
11歳の頃、さうざーと過ごした日々を思い出した天津は「こんなわたしなのに…そばにいてくれて…ありがとな」と言って涙を流した。
アイちゃんが「さん」と声をかけると、天津の感覚は少年時代に戻り、さうざーに「ごめんな」と謝った。

襲撃

飛電インテリジェンス』の宇宙開発事業部にやってきた
は警備員を殴り倒して侵入し、研究員たちに銃を向けて発砲。
研究員たちは逃げまどう。

に乗り移ったアークが「案内ご苦労、」と声をかける。
は目の前の宇宙ロケットを見て、宇宙野郎雷電だったときの記憶を思い出し、「なんだ このメモリーは…」と動揺して逃げ出した。
アークはそんなを見て、フンっと鼻で笑い「ゼアを滅ぼす」と言って仮面ライダーアークゼロに変身する。

或人参上

仮面ライダーアークゼロが研究員たちをゆっくりと追う。
そこへライズホッパー(バイク)に乗った或人がやってきた。
或人はライズホッパーでアークゼロの横を飛び越え、急旋回してアークゼロの前方に止まった。
そして「やめろアーク!の中から出て行け!」と叫ぶ。
アークゼロは「来ると思っていたぞ」と返す。
或人はライズホッパーでアークゼロへ突進しながら仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー形態に変身。
アークゼロは手のひらから黒い塊を発射するが、ゼロワンはそのままウイリーをして突撃する。
アークゼロは手のひらから出す黒い塊で迎撃する。

居場所

不破の横を『飛電インテリジェンス』の宇宙開発部の研究員たちが逃げていく。
不破に「おい、アークはどこだ?」と尋ねる。
が「あっちだ」と言って走ろうとしたところに『エイムズ』の車両が近づいてきた。
降りてきた2人のエイムズ隊員が「アークに近づいてはいけません。あいつは人間の思考を破壊できる危険な存在です」と忠告。
は「なおさら早く対処しなければ」と不破を伴ってアークのもとへ行こうとする。
するとエイムズ隊員が「隊長を犠牲にはできません!」と言った。
自分はもう隊長じゃない、というに隊員は「俺たちにとってあなたは隊長なんです!」と訴える。
エイムズ隊員たちは『エイムズ』が『ZAIA』の指揮下に入り、自分たちが何のために戦っているのか分からなくなったときでも、自分たちが『エイムズ』だと言い聞かせてこれたのはが居たから。
不破は隊員たちの言葉を聞き、「見つかったんじゃないか? お前の居場所」と言った。

飛電LOVE

プログライズホッパーブレイドで斬りかかるゼロワン

仮面ライダーアークゼロはアタッシュショットガンで受け止め、ゼロワンを撃つ。
ゼロワンが背後から斬りかかるが、アークゼロにはかすりもしない。
アークゼロゼロワンの首をつかみ、超至近距離で腹部にアタッシュショットガンを放ちゼロワンが地面に倒れる。
アークゼロゼロワンを踏みつけてゼロワンの顔にアタッシュショットガンで狙いをつける。
そのまま1発、2発とゼロワンの顔にショットガンが命中し、ゼロワンは倒れた。
アークゼロは赤黒い霧を左手から出し、ゼロワンにまとわせて宙に浮かせて そのまま蹴り飛ばす。
或人は転がり、変身が解けてしまった。
アークゼロがゆっくりと近づいてきながら、「お前が望む結論は予測できている。を取り戻したいという心が透けて見えるぞ」と言って巨大な赤黒い塊を頭上に作り出して或人に投げつけた。
塊が或人に当たろうかという瞬間、サウザンドジャッカーが固まりを受け止め、空にはね飛ばす。
「ん?」と驚くアークゼロ
或人の目の前には仮面ライダーサウザーが立っていて、サウザーの横に犬型ロボが高速で走ってやってきた。
サウザーは「心の底から許せなかった。君の事も…ヒューマギアのことも。青臭い夢ばかり掲げる経営が許せなかった。その理由は他でもない。私が『飛電インテリジェンス』を愛していたからだ!」と叫ぶ。
或人は「うそだろ…」と驚いた
そしてサウザーは「アークを倒すぞ。我々2人の手で!」と言った。

次週へつづく

最後まで読んでいただき ありがとうございました

※1 犬型ロボ さうざーがスキャンした天津垓(11歳)のデータ
あまつ がい 11さい
しりつ あそうぎしょうがっこう5ねんせい
〈ふあん〉
おとうさんにみとめられたい
1000てん とれる ずのうがほしい
〈しんぱい〉
ともだちがもっとほしい
だれにもみくだされたくない

※2 犬型ロボがスキャンした天津垓(45歳)のデータ
天津垓 45歳
ZAIAエンタープライズジャパン及び飛電インテリジェンス社長
〈絶望〉
誰にも認めてもらえなかった
自分には1%の価値もなかった
〈挫折〉
何もかも失った
誰かに助けて欲しい

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