仮面ライダーセイバー第27章「哀しみを、笑顔にかえて。」

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プロローグ

メギドのアジト

 ストリウスが禁断の術を使い、レジエルの『本』に新たなページを書き加える。
そうすることで力を極限まで高めることができるが後戻りはできなくなる。
レジエルは「炎の剣士…セイバー…許さん…許さん…許さん許さん許さん!」と叫ぶ。

ノーザンベース

 大秦寺がアナライザーで〈音銃剣錫音〉を分析するが、画面には「ERROR」の文字が出ている。
飛羽真賢人が世界を滅びから救うために戻ってきたが、そのために仮面ライダーカリバーとなり、全ての〈聖剣〉を封印しようとしていることを思い出していた。
芽依が「賢人はホントに未来を見たのかな?」と尋ねると、ユーリが〈闇黒剣月闇〉の“秘められた力”で賢人にはさまざまな可能性の未来が見えることを告げる。
賢人が全ての〈聖剣〉を封印した後にどうするつもりなのか気にかかる大秦寺
飛羽真賢人が世界を滅びから救うために全てを背負って1人で戦うつもりだろうと予測すると、尾上も「そうだなぁ。確かにあいつなら…」と賛同する。
飛羽真は『プリミティブドラゴン』を見つめながら「今度こそ俺も一緒に戦う」と決意するが、ユーリに「それにはそのライドブックをどうにかしないとな」と指摘される。
飛羽真が前回変身して意識を失ったときに“男の子”が「君も…悲しいの?」と初めて声をかけてくれたことを話すと、話を聞いた芽依が『プリミティブドラゴン』の中の“男の子”にも感情がある可能性を見出す。
飛羽真“男の子”を「本当は優しい子なんだ」と言って、その“男の子”の心に寄り添い、哀しみから救って笑顔にしたいと思っている。
だから飛羽真は今回は自分の意志で仮面ライダーセイバー プリミティブドラゴンに変身して“男の子”と話してみることを提案するが、尾上に「無茶だ! 完全に乗っ取られたらどうする!?」と指摘される。
飛羽真が「それでも俺は…」と言いかけたところでユーリは「俺は信じるぞ。お前の思う通りにやってみろ」と支持し、芽依も「うちも信じる」と言う。
すると尾上飛羽真に近寄り、「仕方ねぇなぁ。やるなら思いっきりやれ!」と肩を叩き、暴走したら止めてやると言った。
しかし飛羽真は誰にも被害が及ばないリベラシオンの中での変身を提案した。

フォビドゥン

 ストリウスが完成した『LEGEIEL※』の〈ライドブック〉を渡して、「さぁ見せてください。あなたの新しい力を」と言った。
レジエルは新たな〈ライドブック〉を体内に取り込んでレジエル・フォビドゥンに変身した。
(レジエル・フォビドゥンのライドブックが気になる方のために最後に少し書いておきます)

プリミティブドラゴン

炎の洗礼

 飛羽真は「俺が救ってみせる」とつぶやき、リベラシオンで仮面ライダーセイバー プリミティブドラゴンに変身する。
飛羽真の意志は奪われ、意識は森の中へと移る。

目の前に“男の子”がやってきた。
飛羽真は膝をついて視線を低くしてから“男の子”に「この間はゴメンね」と謝り、右手を差し出して「せっかく君から…」と話かけようとしたが、“男の子”の目が光ると、”青いドラゴン”に姿を変えて炎を吐き出した。

意識が戻り、リベラシオンで変身が解けた飛羽真には確かに炎に焼かれた感覚が残っている。
それでも飛羽真は再びプリミティブドラゴンに変身する。

意識が森の中に戻った飛羽真は膝をついて“男の子”に悲しむ理由を尋ねて右手を差し出す。
しかし“男の子”は目を光らせて再び飛羽真は炎に焼かれた。

何度も変身して、そのたびに“男の子”に炎で焼かれて体力を消耗する飛羽真

飛羽真
がリベラシオンに入って1時間。
そのとき芽依が持っている『WONDERING PAGE』が光ってメギドの出現を知らせた。
レジエル・フォビドゥンが「出てこい炎の剣士!」と叫んで街中で暴れまわっていた。

 何度焼かれても変身する飛羽真は息を切らしながら“男の子”に「…聞いてくれ。俺は君を…救いたいんだ」と話しかける。
“男の子”は「僕を…救う?」と不機嫌そうにつぶやくと”青いドラゴン”に姿に変えて「人間に何がわかる!?」と叫んで炎を吐き出す。
飛羽真は炎に焼かれる感覚の中で“男の子”の「みんなどこなの?」とつぶやく声を聞いた気がした。

飛羽真がフラフラの状態でリベラシオンから出てきて地面に座り込むと、芽依が「飛羽真!」と声をかけて近寄る。
大秦寺も近寄り「少年は救えたのか?」と尋ねる。
飛羽真が「それが…」と答えたところで尾上ユーリの姿がないことに気づく。
芽依は「メギド…が街で…」とつぶやいた。

救う者

手がかり

 レジエル・フォビドゥンと戦う仮面ライダーバスターエックスソードマン
レジエル・フォビドゥンは2人を同時に斬りつけて「貴様らに用はない。炎の剣士はどこだ!?」と叫んで斬撃を繰り出すと、斬撃は竜巻を起こしてバスターエックスソードマンを斬り飛ばす。
バスターは起き上がりながら「こいつ…前とはパワーが桁違いだ」とつぶやいた。
レジエルのもとへ急ぐ飛羽真
逃げ惑う人々の間を走りながら飛羽真“男の子”から何か大切な言葉を聞いたような気がしていた。
そのとき飛羽真の耳に母親とはぐれて母親を探す子供の声が聞こえた。
飛羽真“男の子”が何を探していたのか気づき、母親を探す子供に近寄って「きっとママには会えるよ。だから諦めちゃだめだ」と声をかける。
すると母親がやってきて子供を抱きしめた。
飛羽真は「よかった。あの子も必ず救う」とつぶやいてレジエルの元へと急ぐ。

到着

 レジエル・フォビドゥンバスターエックスソードマンを斬り、「来たな、炎の剣士」とつぶやいて振り返る。
「跡形もなく消し飛べ!」と叫んで斬撃を繰り出すと飛羽真は「覚悟を決めた先に希望はある!」と先代炎の剣士 上條大地幼い飛羽真を救ったときに言った言葉を叫び、〈火炎剣烈火〉を〈聖剣ソードライバー〉から引き抜いて仮面ライダーセイバー ドラゴニックナイトに変身して斬撃を斬り裂く。

烈火抜刀! Don’t miss it!
Dragonic knight! ドラゴニックナイト!

レジエル・フォビドゥンと斬り合うセイバーのもとに『プリミティブドラゴン』が飛んできた。
『プリミティブドラゴン』は飛羽真の意志とは無関係に〈聖剣ソードライバー〉に収まり、仮面ライダーセイバー プリミティブドラゴンに変身して雄叫びを上げる。
レジエル・フォビドゥンは「こざかしい」とつぶやいて暴走するセイバーに斬りかかるが、暴走セイバーレジエル・フォビドゥンの顔に飛びついてそのまま攻撃を続ける。
エックスソードマンバスターに「俺が飛羽真を抑える。尾上はレジエルを」と指示して走る。
エックスソードマン暴走セイバーにタックルして馬乗りになって「おい、しっかりしろ!」と声を掛ける。
バスターレジエル・フォビドゥンに斬りかかる。
そこへ倫太郎がやってきて戦いの様子を見守っていると、その近くに賢人も現れた。

飛羽真の意識は森の中にあった。
目の前では“青いドラゴン”に姿を変えた“男の子”が炎を吐きだす。
炎に焼かれる感覚の中で飛羽真の脳裏には芽依が言った「その本の中の“男の子”には感情があるってこと?」という言葉と自身が言った「ホントは優しい子なんだ。その子を哀しみから救って笑顔にしたい」という言葉が流れていた。
炎に耐えながら必死に前進する飛羽真

暴走セイバーエックスソードマンを斬って蹴り飛ばす。
すると賢人が「ここで変身が解ける」とつぶやいた。

炎に耐えて“青いドラゴン”の目の前まで進みきった飛羽真
“青いドラゴン”は「みんな…どこなの? どこにいるの?」と尋ねる。
飛羽真が“青いドラゴン”の顔に手を伸ばして顔を近づけると“青いドラゴン”は「え?」と驚いた。

走セイバーが動きを止めると、賢人は「なぜ…」とつぶやいた。
エックスソードマン賢人の問いに答えるように「飛羽真は今、必死に答えを見つけようとしている」と言い、バスターレジエル・フォビドゥンを抑えながら「それまでレジエルを止めるぞ!」と声をかけた。
レジエル・フォビドゥンバスターを投げ飛ばして無防備に立っているセイバーに斬りかかろうとするが、エックスソードマンが阻止する。
レジエル・フォビドゥンエックスソードマンを斬ったが、背後から立ち上がったバスターが斬りかかってくる。
レジエル・フォビドゥンバスターを斬ると今度はエックスソードマンが斬りかかって来る。
レジエル・フォビドゥンエックスソードマンを斬ってバスターエックスソードマンに必殺技を繰り出すと、ユーリ尾上の変身が解けて地面に転がる。
レジエル・フォビドゥンは笑い、停止したままのセイバーに斬りかかろうとしたが、今度は倫太郎が変身した仮面ライダーブレイズ キングライオン大戦記が阻止する。
ブレイズレジエル・フォビドゥンを斬り、「飛羽真くんの覚悟、僕も見届けます」と言った。
レジエル・フォビドゥンの攻撃をかわして反撃するブレイズ
レジエル・フォビドゥンブレイズの攻撃を受け止めて反撃する。

飛羽真は顔を近づけたまま「君が悲しむ理由を教えてくれないかな?」と尋ねる。
すると“青いドラゴン”は「昔はドラゴンと人間は仲良く幸せに暮らしていた。でもある時、ドラゴンを恐れた人たちに仲間のドラゴンは狩られ、残ったのは僕一人。どこ? どこにいるの? 仲間はどこにもいない。僕は一人ぼっちなんだ…」と悲しんだ。
飛羽真は涙を流しながら「そんなことないよ。君の物語にはまだ続きがあるんだ」と答え、飛羽真の考えた『物語』を語って聞かせた。
(※気になる方のために最後に書いておきます)
すると“青いドラゴン”“男の子”の姿に戻り、「みんなは…友達?」と尋ねる。
飛羽真はしゃがんで視線を“男の子”の目線の高さよりも低くして「そうだよ」と答え、「友達はこの自然の中にたくさんいるだ」と言った。
“男の子”は「ありがとう。友達を見つけてくれて」と笑顔になった。
飛羽真が「俺とも友達になってくれないかな?」と右手を差し出すと、“男の子”は笑顔で右手を差し出して握手する。
そのとき“男の子””青いドラゴン”に姿を変えて、どこかから現れた“赤いドラゴン”と一緒に空へ飛んで行ってしまった。

ブレイズは『キングライオン大戦記』を左腕のキングライオンブースターに読み込んで必殺技【ライオニックフルバースト】レジエル・フォビドゥンを砲撃するが、砲撃ごと斬り返されて倫太郎の変身が解けて吹き飛ばされ、ユーリ尾上がキャッチする。
今度こそレジエル・フォビドゥンが停止したセイバーに斬りかかろうと迫るが、倫太郎尾上ユーリが生身のまま斬りかかる。
レジエル・フォビドゥン尾上倫太郎を殴り飛ばし、停止したままのセイバーに「俺の前から消えろーーっ!!」と叫んで斬撃を繰り出した。
斬撃は爆発を起こしたが、爆発の中に“男の子”と握手をする飛羽真の姿が映る。
すると爆炎の中から飛羽真が姿を現した。
飛羽真の手には『プリミティブドラゴン』と『エレメンタルドラゴン』が握られている。
レジエル・フォビドゥンは「何!?」と驚き、賢人も自分の知らない展開に驚く。
地面に座る倫太郎は「飛羽真くん、君は…本当に救ったんですね」と笑った。

エレメンタルドラゴン

 飛羽真は「一緒に戦ってくれ」とつぶやき、『プリミティブドラゴン』に『エレメンタルドラゴン』をセットして〈聖剣ソードライバー〉に差しこみ、〈火炎剣烈火〉を引き抜いて変身する。

エレメンタルドラゴン!
そして太古の力と手を結び
全てを救う神獣となる!
エレメンタルドラゴン! ゲット!
烈火抜刀! バキッ!ボキッ!ボーン!
メラ!メラ!バーン! シェイクハンズ!
エレメンタルドラゴン!
エレメントマシマシ! キズナカタメ!

どこかのラーメン屋みたい(笑)

レジエル・フォビドゥンは「どんな姿になろうが無駄だ。俺は無敵だ!」と叫ぶ。
セイバーレジエル・フォビドゥンの繰り出す斬撃を全てかわして斬りつける。
そして勢いよく縦回転を加えて斬りつけてから横に薙ぎ払う。
レジエル・フォビドゥンは愛刀ボルヘスドから光線を発射するが、セイバーはこれを受け止め、同様の攻撃を返す。
攻撃を受けたレジエル・フォビドゥンは「なんだと? なぜ人間ごときにこんな力が!?」と動揺する。
するとセイバーは「レジエル、お前も元は人間だったんだろ?」と話しかける。
レジエル・フォビドゥンは「バカなことを言うな! 俺は…」と答えて頭を抑えた。
そのときレジエルの頭の中で2つの世界を繋げた女性と共に〈ワンダーワールド〉に降り立った5人の人間の姿が思い出された。

初めて〈ワンダーワールド〉を見たレジエルは「美しい…」と感動し、ズオスと嬉しそうにお互いの腕を突き合わせる。
そして「俺たちがこの世界を見た最初の人間なんだ」と言ってストリウスズオスと肩を組んで笑う。
3人がタッセルを見て頷くと、タッセルも3人を見て頷いた。

レジエル・フォビドゥンは「ウソだ…ウソだウソだウソだぁーっ!!! 俺は人間なんかじゃない! 選ばれし崇高なる存在だ!!」と叫んでセイバーに向けて走り出す。
セイバーレジエル・フォビドゥンに向かって走り出し、両者の剣が激突する。
数合斬り合い、セイバーレジエル・フォビドゥンの剣を弾いて斬りつける。
更に斬りかかるレジエル・フォビドゥンの攻撃を受け止めたセイバーは更に斬りつけて蹴り飛ばした。
それでも向かってくるレジエル・フォビドゥン
セイバーは胴を薙ぎ払ってレジエル・フォビドゥンの横を駆け抜けた。
そしてセイバーは緑の光を纏い、連続してレジエル・フォビドゥンを攻撃する。
苦しみだしたレジエル・フォビドゥンを見たユーリが「やつは禁断の秘術を使った。もう助からない。お前の手で救ってやってくれ」とセイバーに声をかける。
セイバーはうなずき、〈火炎剣烈火〉を納刀して「物語の結末は…俺が決める!!」と叫んで必殺技【神羅万象斬】の態勢に入る。

必殺読破マシマシ! 烈火抜刀!
エレメンタル合冊斬り!

レジエル・フォビドゥンは立ち上がったが爆発する。
しかし爆発する寸前に微笑むレジエルの顔が見えた。
戦いの様子を陰から見ていたストリウスは「レジエル…あなたの物語はここで終わりです」とつぶやいて去って行く。
飛羽真は『エレメンタルドラゴン』を引き抜いて変身を解いた。

エレメンタルドラゴン! サンキュー!

 

飛羽真の意識が森の中に飛ぶ。
すると笑顔の“男の子”と手をつないだタッセルがやってきて、「やっぱり君は凄いよ、神山飛羽真!」と声をかけた。
飛羽真は初めて見るおかしな恰好の人物に「あなたは?」と尋ねる。
タッセルは「僕はタッセル」と答え、笑顔の“男の子”の頭を撫でながら「ありがとう。誰にも救えなかった この子の魂を救ってくれて」とお礼を言って「きっとあの少女も喜んでるはずだ」と言った。
飛羽真が「あの少女? ルナのことですか?」と尋ねると、タッセルは「世界は今、最悪の方向へと向かっている。君は早くあの子と会わなければダメだ」と言った。

意識が戻った飛羽真芽依が「やったね飛羽真!」と声をかけて駆け寄る。
芽依と一緒にやってきた大秦寺が「少年を救ったんだな」と声をかけると、ユーリ尾上もやってきた。
すると飛羽真は「禁書に書かれていた文章は間違いでした」と言い、“男の子”が求めていたのは破滅ではなく友達や仲間だったことを伝える。
そして飛羽真は『プリミティブドラゴン』と『エレメンタルドラゴン』を見つめて「俺も一人じゃない」とつぶやいた。
尾上が「一人で浸ってんな!」と飛羽真の肩を叩いて笑い、芽依は「よかった よかった!」と笑う。
その様子を少し離れた場所から見ていた倫太郎は「飛羽真くん…僕の覚悟は決まりました」とつぶやいて去って行く。
賢人は「それでも…未来は変わらない」とつぶやいた。

最後まで読んでいただき ありがとうございました

【おまけ】その1

レジエル・フォビドゥンの『ライドブック』

レジエルが『LEGEIEL』を開くと「目を覚ませ 幻獣を司るレジェンドメギドという音声が流れる。
見開き右のページ上部にLEGEIELの表記。
見開き左のページ下部にはLAST PAGEの表記があり、「ついに幻獣の怒りが頂点に達し最後のページが解き放たれる」と書いてある


【おまけ】その2

※飛羽真が語った『物語』

「仲間を探し疲れて眠るドラゴンの耳に ふと誰かの声が聞こえました。
≪君は一人ぼっちじゃないよ。友達ならいるよ。君のすぐそばに。耳をすましてごらん。何が聞こえる?≫ 
ドラゴンは答えます。
風の音 笑ってる。
水は歌ってる。
土は懐かしい匂いがする。
火は…すごく温かい。

これまでの内容を思い出す手助けになれば幸いです↓

なるべく短くしたつもり版はこちらからどうぞ↓

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