仮面ライダーセイバー第28章「記す過去、描く未来。」

※登場人物等の説明はテレビ朝日「仮面ライダーセイバー」公式ホームページに移動します

プロローグ

ノーザンベース

 飛羽真が『プリミティブドラゴン』に意識を奪われたとき出会う“男の子”は仲間を探し求めていた。
“男の子”の哀しい物語を知ったとき、飛羽真の頭の中に新しい仲間と出会う『物語』が自然と生まれた。
その新しい仲間こそが『エレメンタルドラゴン』だった。
セイバー エレメンタルプリミティブドラゴンの力でレジエルを倒し、残る敵はズオスストリウスかと思われたが、ユーリが「やつらを倒しただけでは この戦いは終わらない」と言った。
敵は〈ソードオブロゴス〉の中にもいる。

サウザンベース

 玉座に座って大笑いするマスターロゴス
1冊の『本』を手にして「全知全能の書。復活のときは…近い」とつぶやいた。

廃墟

 世界を救うために全ての〈聖剣〉を封印しようとする賢人
「これしかない。 迷いはない。 俺は…俺の思いを貫く!」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

『月刊グリム』出版社

 編集長の白井ゆき芽依の顔つきが変わったと指摘する。
芽依は「何か変ですか?」と慌てるが、白井は「たくましくなった。神山先生の影響かしら?」と笑顔で尋ねる。
芽依飛羽真の担当編集になって以来 メギドに襲われたり、巻き込まれたりして死ぬような目にもあっている。
芽依が「多少は? 成長したかも」と嬉しそうに答えると、白井は「じゃあ一つ大きな仕事を任せたいんだけど…」と言った。

カリバー

ノーザンベース

 「真の敵はソードオブロゴスの中にいる」
先代炎の剣士であり、先代仮面ライダーカリバーでもある上條大地が遺した言葉。
上條は「お前が私に代わって真実を見つけてくれ!」と飛羽真に託した。
そして飛羽真上條から賢人の父 冨加宮 隼人が世界を救うために仲間を裏切ったと聞き、「あのお方も そう言っておられた!」と叫んだことも聞いた。
闇黒剣月闇〉を手にした闇の剣士 カリバーは未来を見ることが出来る。
賢人隼人上條も世界が滅ぶ最悪の未来を見た。
最悪の未来を見たカリバーは世界を救うために仲間を裏切る宿命なのかもしれない。
尾上が「問題は…“あのお方”とは誰なのか。普通に考えれば…」とつぶやくと、飛羽真が「マスターロゴス」と答える。
しかし大秦寺が「そうとも限らない」と言って、組織には賢神(けんじん)と呼ばれる最高位が存在していることを知らせる。
≪組織の方針は4人の賢神の合議によって決定される≫
ユーリは今の組織は世界の均衡を守るどころか世界を滅ぼしかねないと憂慮し、飛羽真はそんな組織に今も倫太郎が残っていることを心配していた。

サウザンベース

 ⦅サウザンベースのホール⦆で「倫太郎。俺、ここ離れるよ」と話を切り出す。
賢人が生きていたのに神代玲花の「彼は敵です」という言葉が理解できない。
倫太郎賢人が全ての〈聖剣〉を封印しようとしていることを伝え、の〈風双剣翠風〉も封印されると警告しようとするが、は「何言ってんだよ! 賢人くんだぞ!」と言って立ち上がり、「俺ならきっと大丈夫…」と言い残して出て行った。
一人残された倫太郎は「僕の覚悟も決まっています」とつぶやいた。

ロストメモリー

依頼

 ⦅ノーザンベースのホール⦆にやってきた芽依が「飛羽真…大事なお願いがあるんだけど」と声を掛けた。
「えっと…それが…その…」と話しにくそうにしている芽依を見た尾上が「どうした? いつものお嬢ちゃんらしくねぇぞ」と助け船を出す。
すると芽依が意を決し、編集長の白井から飛羽真に『ロストメモリー』の続編を書いて欲しいと依頼があったことを伝える。
最近飛羽真が色々と大変なのが分かっているだけに芽依は話すのをためらっていたが、飛羽真は「書くよ」と返事をする。
こんな時だからこそ飛羽真は『自分たち剣士の物語』を書きたいと思った。

『ロストメモリー』

飛羽真が書いた小説
芽依が働く『月刊グリム』の出版社で新人賞を獲り、読者の間で話題を呼んでベストセラーとなった。
心の底に訴えかけるような不思議な魅力がある…らしい

 

物語は幼い飛羽真ルナという不思議な少女と出会うところから始まる。
ルナと出会って、飛羽真は本がもっと好きになった。
飛羽真賢人ルナ、3人はいつも一緒だった。
飛羽真の考える話はルナが今まで読んできた どんな話とも違っていた。
賢人ルナに同意し、飛羽真に「大人になったら小説家になれば?」と勧めた。
飛羽真はそのとき自分の未来が見つかったような気がした。
しかし、賢人の父 冨加宮 隼人によって『目次録』への扉が開かれ、ルナがその空間に飲み込まれるという事件が引き起こされる。
そのときは炎の剣士だった上條大地によって隼人の狙いは阻止されたが、ルナは姿を消し、飛羽真から事件の記憶は失われた。
それからというもの、何度も同じ夢を見るようになった。
その夢があまりにもリアルで、もしかしたら現実に起きていることかもしれないと思った飛羽真は自然と小説として書いてみたくなった

回顧

 飛羽真は子供の頃からの夢である本屋を開くことが出来たが、ずっと同じ夢を見続けていた。
そんなときメギドが現れて『本』を使って世界を侵食しようとした。
本は人を幸せにするものだと考える飛羽真は本を悪用するメギドが許せなかった。
飛羽真と一緒に侵食に巻き込まれた芽依はパニックになったが、飛羽真は自然に体が動いて(変身して)メギドを倒した。
ユーリは「それはお前が力を手にする運命にあったからだ」と伝える。
大秦寺も「たしかに」と同意し、飛羽真が〈火炎剣烈火〉の未知なる力を引き出すことが出来たことを振り返る。
すると芽依が〈聖剣〉と〈ワンダーライドブック〉について「超~不思議じゃない? うち もっとちゃんと知りたい!」と言った。

ユーリの「よくわかるワンダーライドブック」

 〈ワンダーライドブック〉とは『全知全能の書』の一部で、人とメギドの争いによってバラバラになった一枚一枚が変化したもの。
メギド『全知全能の書』を復活させるため、〈ワンダーライドブック〉の模造品〈アルターライドブック〉を作り出した。
最初は街を〈ワンダーワールド〉に転送して侵食することで〈アルターライドブック〉を生み出していた。

メギドのアジト

 ストリウスが新しい〈アルターライドブック〉が順調に集まっていることを喜ぶと、ズオスは「ワンダーワールドとつながった人間はまだまだいくらでもいるからな」と笑い、「そ・れ・に。こいつがよく働いてくれる」と言ってカリュブディスを褒めると、カリュブディスは「僕ですか?」と照れる。
カリュブディスデザストと違ってズオスに忠実な様子。
ズオスが「レジエルが死んじまったなぁ」とつぶやくと、ストリウスは「何か問題でも?」と尋ねる。
するとズオスは「いや…全くない」と答えた。
『本』は集まりつつあるので、次は〈聖剣〉を揃えて世界を創り変える。
世界と〈ワンダーワールド〉が一つになれば全ての人間は死に絶え、その恐怖と絶望がエネルギーとなってとどまり、メギドに無限のパワーを与え続ける

組織

 メギドの野望のために白井や多くの人々が犠牲になってきた。
しかし今はメギドだけではなく、〈ソードオブロゴス〉も『全知全能の書』の復活を狙っている。

尾上と大秦寺の「よくわかるソードオブロゴス」

 〈ソードオブロゴス〉は世界の均衡を守るために創られた。
再び全ての〈ワンダーライドブック〉が揃い、『全知全能の書』が蘇ることがないよう ⦅北⦆と⦅南⦆に分かれて管理することにした。
その使命と理念を破り⦅サウザンベース⦆の神代玲花たちが〈ワンダーライドブック〉を一か所に集めようとしている。

そして現在、飛羽真たちから奪った9冊も⦅サウザンベース⦆にある。

サウザンベース

 玉座のマスターロゴス神代玲花に〈ワンダーライドブック〉と〈聖剣〉全てを揃える鍵は予想通り神山飛羽真だったことを確認する。
飛羽真は次々と新しい力を手に入れた。
だからこそマスターロゴス飛羽真⦅ノーザンベース⦆の剣士たちから孤立させて飛羽真の更なる進化を見極めようとした。
しかし玲花がこれ以上は飛羽真が脅威となりかねないことを心配すると、マスターロゴスは〈火炎剣烈火〉と交わった〈聖剣〉も自然と覚醒するはずだと予測し、「これで彼の役目は終わりましたね。そろそろ消えてもらいましょう」と言って目配せをする。
スターロゴスの視線の先から〈聖剣〉を手にした一人の剣士が現れた。
玲花はその剣士を見て「お兄様…」と微笑んだ。

剣斬とカリバー

遭遇

 賢人の後ろ姿を発見したが「やっと見つけた! また一緒に戦おう!」と嬉しそうに駆け寄る。
賢人が背中を見せたまま「それはできない」と答えると、は「賢人くんの強さは俺の目標なんだ。だから…!」と言いかけた。
しかし賢人は振り返って『ジャオウドラゴン』を〈邪剣カリバーライバー〉にセットし、「蓮、悪いがお前の聖剣を封印する」と言って仮面ライダーカリバー ジャオウドラゴンに変身して斬りかかる。
は「賢人くん!」と叫んでカリバーを抑えようとするが振り払われる。
更に斬りかかってくるカリバーの攻撃を避けたは「ウソだろ…。どうして!?」と叫び、〈風双剣翠風〉を抜いて攻撃を防ぐ。
更に『猿飛忍者伝』をセットして仮面ライダー剣斬に変身する。
そこへ「愉快な匂いがすると思って来てみたら…俺が始末したはずのカリバーが暴れてやがる」とつぶやいてデザストがやってきた。
そして「あいつの匂いは…雷の剣士か! こいつはますます面白くなってきやがった」と楽しそうに笑う。
そのとき⦅ノーザンベース⦆芽依が持っている『WONDERING PAGE』が光り、メギドの出現を知らせた。
本を開くとそこにはデザストの姿が映り、カリバー剣斬が戦っている様子も映し出される。
飛羽真が『エレメンタルドラゴン』と『プリミティブドラゴン』を手に取り、「ここは俺に任せてください」と言い残して急いで出て行くと、芽依も慌ててついて行った。

封印

 賢人を攻撃する気はない剣斬が「止めてくれ!」と訴えるが、カリバーは構わず攻撃を続ける。
剣斬カリバーの攻撃を二刀流で受け止めたが、カリバーは〈風双剣翠風〉の片方〈裏(り)〉を弾き落として、剣斬を斬って蹴り飛ばす。
そして〈〉に〈闇黒剣月闇〉を突き立てて「二本目…」とつぶやいて封印した。
地面に倒れた剣斬が「何でだよ! 賢人くん!?」と叫ぶと、カリバーは「許せ 蓮。世界を救うにはこれしかないんだ」と答えて剣斬に迫る。
するとカリバーの前に飛羽真がやってきて「やめるんだ賢人!」と叫ぶ。
そして賢人の見た未来についてもっと詳しく教えてくれと頼む。
しかしカリバーは「飛羽真。お前の聖剣も封印する」と言って剣を構えた。
遅れてやってきた芽依は物陰に隠れて様子をうかがう。
飛羽真は「だったら…今はお前を止める」と言って『エレメンタルドラゴン』を『プリミティブドラゴン』にセットして〈聖剣ソードライバー〉に差しこんで仮面ライダーセイバー エレメンタルプリミティブドラゴンに変身。

そして太古の力と手を結び 全てを救う神獣となる!
エレメンタルドラゴン ゲット! 烈火抜刀!
バキッ! ボキッ!ボーン! メラ! メラ! バーン!
シェイクハンズ! エレメンタルドラゴン!
エレメントマシマシ! キズナカタメ!

互いに斬り合うセイバーカリバー
カリバーを斬ってうまれた一瞬の隙にセイバーが必殺技の態勢に入る。

必殺読破マシマシ!
エレメンタル合冊撃!

セイバーがライダーキックをお見舞いする。
蹴られたカリバーが吹き飛ぶと、セイバーが「聖剣を封印しなくても世界を救う道はきっとある」と説得するがカリバーは「いや、ない!」と答えて立ちあがる。
隼人がそうだったように賢人も全ての未来を見た。
そして隼人は世界を滅びから救うために仲間を裏切ったが、世界を救う方法を間違えた為、思いを果たせずに命を落とした。
賢人が生き返ったのは志半ばで倒れた自分の代わりに世界の未来を救えと父 隼人が戻してくれたのだと思っている。
カリバーは〈闇黒剣月闇〉の柄で〈邪剣カリバードライバー〉を押し込んで必殺技の態勢に入る。

ジャオウ必殺読破!
ジャオウ必殺撃!

カリバーが斬りかかった瞬間にセイバーは炎へと姿を変え、カリバーが斬り裂いた炎が飛び散る。
そして炎は集まってカリバーを弾き飛ばした。
壁にぶつかり地面に倒れて変身が解けた賢人のもとに変身を解いた飛羽真が駆け寄る。
賢人は息を切らして立ち上がりながら「お前がどう思うが…俺は俺に課せられた使命を必ずやり遂げる。この命に代えても」と言い残して去って行く。
地面に倒れたままのが去って行く賢人を見て「なんでだよーー!!! なんでだよ…!」と叫ぶ。
そして「俺は…もっと…もっと強くなる。そうすればきっと…」と悔しがり、封印された〈風双剣翠風〉の〈〉を拾いあげて去って行った。
その様子を見たデザストはつまらなさそうに去って行く。
芽依が空を見上げると、空に〈ワンダーワールド〉が見えた。
「え?」と驚いた芽依だったが、再び見上げた空に〈ワンダーワールド〉は見えず、「なんだ…。気のせいか」とつぶやいた。

エピローグ

ノーザンベース

 尾上芽依に「お嬢ちゃん。 悪いが飛羽真は今、小説を書いてる場合じゃなさそうだ」と声を掛けると、飛羽真は「いや、書き始めようと思います」と言った。
飛羽真は本によって不幸になった人たちのためにも、メギドになって姿を消してしまった人たちのためにも、倫太郎賢人たちも含めた仲間と共に戦う『物語』を書くことにした。
飛羽真は今度こそ賢人を一人にせず、世界を滅びから救うために一緒に戦って約束通りにルナを救う決心をする。
そして「物語の結末は…俺たちが決める」と言った。

サウザンベース

 マスターロゴスは手にした『本』をなでながら「『全知全能の書』は私のもの。あとは世界を繋ぐ存在だけだ」とつぶやいて笑った。

最後まで読んでいただき ありがとうございました

これまでの内容を思い出す手助けになれば幸いです↓

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