仮面ライダーセイバー 増刊号「新たなページが、開くとき、」

※登場人物等の説明はテレビ朝日「仮面ライダーセイバー」「仮面ライダーリバイス」公式ホームページに移動します

増刊号だけタイトルの最後が「。」ではなく「、」なのは「終わり」ではなくて「続いていく」という意味なのかな?

出雲大社の天井に描かれている八雲之図と同じように”あえて”完結させていないのは完成させてしまうと衰退していくしかないという…

面倒なのが出てきたのでお先をどうぞ!

新たな一歩

 ⦅ノーザンベースのホール⦆にビーチチェアを並べて座り、アロハシャツを着てリラックスする剣士たち。
海の上に浮かぶ島を思わせる垂れ幕や南国風の植物も置かれ、波の音が聞こえてくる そこはさながら海の上の楽園。
ユーリは初めてかき氷を食べて頭がキーンとなりつつも「奇っ怪な食べ物だが美味い」と感想を述べる。
芽依の隣に座る倫太郎は「ブッカキゴオリやカチワリなど様々な呼び方がある」とかき氷のウンチクを語り、食べるのは初めてだと言って芽依にもかき氷を勧めるが無視されてしまう。
倫太郎を見守っていたソフィア賢人尾上大秦寺が残念がっていると、飛羽真は戦いが終わって皆これからどうするのかと尋ねた。
ソフィアはいくつか行方が分からない『ワンダライドブック』があるので〈ソードオブロゴス〉はこのまま維持すると答える。
尾上はあとを若い者に任せて後進を育てるかと答え、「ま、俺はやりたいこともあるしなぁ」と言った。
大秦寺が本職の刀鍛冶に戻ると答えると、ソフィアが武者修行の旅から戻ったら〈ソードオブロゴス〉の“組織としての在り方”をみんなで考えようと提案する。
ユーリは手にした盆栽を見て「俺も新たな使命を得た」とつぶやき、「ここには自然の摂理があり、そして生きて行くための真理がある」と独り言のように答え、芽依はその様子を不思議そうに眺めている。
賢人は背伸びをしながら「み~んな、新たな一歩を踏み出そうとしてんだなぁ」とつぶやいた。
そのとき倫太郎が突然「芽依さん!」と叫んで立ち上がり、「…お伝えしたいことがあります」と言った。
飛羽真賢人尾上大秦寺ソフィア倫太郎が次に発する言葉に注目する。
心臓の鼓動が高鳴る倫太郎が“何か”を言おうとした次の瞬間、玲花が「ごきげんよう」と言いながら凌牙と一緒に⦅ホール⦆の扉を開けて入って来た。
芽依ユーリ以外の全員がタイミングの悪さにガッカリしていると、⦅ノーザンベース⦆の異様な現状を見た凌牙が「何をやっているんだ?」と呆れる。
そして「新堂倫太郎! 少し顔をかせ」と言った。

その頃 路地裏にやってきた一人の少年が手にした“バッタのスタンプ”を自分の胸に押し当てると、目の前に怪物(バッタデッドマン)が現れた。

バッタは仮面ライダーの”象徴”だけど…
まずは敵で出てきましたか

仕合

 〈時国剣〉を構える凌牙
「立ち会わなければ…ならないのですか?」と尋ねる倫太郎凌牙は「俺を怒らせるな」と答え、2人の中間に立つ芽依は「ちょちょちょちょちょ。どうして2人が戦うの?」と疑問を口にする。
すると玲花が「お兄様は不器用だから、こういうやり方しかできないの」と説明する。
凌牙が「本気で来い」と促すと倫太郎は「わかりました。全力でいきます」と答えて〈水勢剣〉を構える。
2人が同時に駆け出した。

結果発表

 次の瞬間には凌牙は片膝をついて「お前は強いな」とつぶやくと、立ち上がって「今まで悪かった」と謝り「新たなマスターロゴスはお前のような男がなるべきた」と賛辞する。
倫太郎は「ありがとうございます」と素直に応えるが、組織の在り方を今一度考えなおすべきだと言って芽依の方を見て「大切な人たちを守るためにも」と付け加える。
すると凌牙芽依の方を見て微笑み「そうだな。いつまでも掟に縛られる必要はない」と言うと、凌牙の視線に嫉妬した玲花が眉間にしわを寄せる。
そして芽依倫太郎に近寄り「これで仲直りだねぇ」と言って右手を取って凌牙の方に引っ張る。
芽依凌牙の左手を取って合わせようとしたとき玲花芽依の手を引っ叩き「お兄様に気安く触らないで!」と怒りを爆発させた。

出会い

その1 ファンタジック本屋 かみやま

 店内にはいろいろな本と共に新人賞を受賞した飛羽真のデビュー作『ロストメモリー』と長谷川一圭賞を受賞した続編『エターナルストーリー』が置いてある。
飛羽真は『エターナルストーリー』にサインをしてファンだという少年=純平(じゅんぺい)に渡すと、純平は「友達も神山先生のファンで羨ましがると思います」と喜ぶ。
飛羽真が「じゃあ今度その友達も連れてきてよ」と笑顔で話しかけると、純平は「…そうですね」と答えて笑顔が曇る。
その様子を見ていた賢人は気になった。

その2 約束の場所

 賢人と一緒に“約束の場所”にやってきた飛羽真は「賢人はいつも誰かのために戦っていたよなぁ」と振り返る。
冨加宮 隼人のために剣士になり、そのあとは世界と飛羽真、そしてルナを救うために戦っていた。
飛羽真が「これからは自分のために生きて欲しい。自分の幸せのために」というと、賢人は15年ぶりに会えた隼人が最期に「お前の未来を、幸せを祈っている」と言ってくれた言葉を思い出す。
賢人が笑いながら芝生に寝転がったとき女性=文実(ふみ)の悲鳴が聞こえてきた。
文実謎の怪人バッタデッドマンに追いかけられている。
飛羽真仮面ライダーセイバーに、賢人仮面ライダーエスパーダに変身して文実の救出に向かう。
セイバーエスパーダが同時に斬ってバッタデッドマンに追撃しようとしたとき、遠くから「ヒャッホ~!」と奇声が聞こえてきた。
「この解放感、キモティ~~!!」と叫びながら何か“奇妙なモノ”が走ってくる。
「ひと暴れ しちゃうもんねぇ」と言った“ソレ”は大きなオナラをして飛び上がると、そのニオイの臭さに文実が「くさっ」と鼻をつまむ。
セイバーエスパーダも鼻を抑えていると、オナラの勢いで飛んだ“ソレ”バッタデッドマンにドロップキックを浴びせる。
バッタデッドマンはバッタのように飛び回り、奇妙な“ソレ”は「ちょっと待ってったらぁ。飛んでいかないでぇ」と言って捕まえようと飛び込む。
バッタデッドマンを捉えそこねた“ソレ”がうつぶせたまま「でる…」とつぶやいてオナラを出すと、そのあまりの臭さに文実が倒れた。
鼻をつまんだセイバーエスパーダが地面に倒れた“ソレ”を覗き込むと、“ソレ”は起き上がって「まさかオレっちの獲物を横取りする気か?」とセイバーに詰め寄る。
すると「こら~!」と叫んで腕を回しながらまたも見慣れないピンクの何かが駆け寄って来た。
見慣れない何かは「やめろバイス!」と叫んで飛び上がり、セイバーエスパーダの後ろにいる“ソレ”を羽交い絞めにして引っ張り、「お前この人たちに攻撃しようとしただろ?」と言ってヘッドロックをしたまま地面に倒れこむ。
ヘッドロックをされて倒れる“ソレ”は「オレっちには敵も味方もないもん!」と答えて「バッタが逃げちゃった」と叫ぶと、見慣れない何かは「しょうもないウソつくなって」と言って“ソレ”を叩く。
セイバーエスパーダが振り返ると、たしかにバッタデッドマンは姿を消していた。
“ソレ”に馬乗りになって「お前が悪いんだぞ」と言っている見慣れない何かに「今のは何なんだ?」とエスパーダが尋ねると見慣れない何かは「人間だれしもが心に宿している悪魔です」と答え、ベルトのスタンプを取り外して変身をとく。
“ソレ”は消えて見慣れない何かは人間に姿を戻した。
セイバーエスパーダは「消えた!」「人間になった!」と驚く。

五十嵐 一輝とバイス

 男が「俺は五十嵐一輝です」と言い、一輝の耳から出て来た黒い何かは「オレっち、バイスです」と自己紹介するが、セイバーエスパーダには一輝が独り言を言っているようにしか見えない。
そして一輝バイスと一緒に人間の体から開放された悪魔=デッドマンと戦っていると紹介する。
一輝セイバーたちに「俺はさっきの奴を追うから、あとは任せて」と言い、バイスに「ったくお前のせいで逃げちゃったじゃないか!」と文句を言って走って行く。
変身をといた賢人は「…なんだったんだ…今のは」とあっけにとられ、同じく変身をといた飛羽真は肩をすぼめる。
すると文実が「ああ~~っ!! 神山先生!」と絶叫した。

その先生が怪しげなモノに変身していたことには驚かないのね(笑)

幼馴染

文実

 ⦅ファンタジック本屋 かみやま⦆に戻った文実は「神山先生に会えるなんて感激です!」と叫ぶ。
芽依文実の手を治療して「転んだだけでよかった」と言い、倫太郎が「よかったですね」と言おうとすると、文実は「先生の担当編集者さんですよね?」と芽依に尋ねる。
芽依が「うん」とうなずくと文実は「やっぱ美人!」と感激している。
「美人」と言われて満更でもない芽依は「え~、そうでもない。そうでもない」と喜んでいる。
倫太郎は「いえ、芽依さんはとても美しいです!」と笑顔でさらっと言ってから「ところで文実さん、随分詳しいんですね」と尋ねる。
文実飛羽真に憧れて小説家を目指しているという。
文実が“約束の場所”に居たのもあそこが読者にとって“物語の聖地”だったから。
文実は幼馴染の拓斗(たくと)純平3人で“約束の場所”で会う約束をしていた。
3人で写る画像を見た賢人は「この子はさっきの…」とつぶやいて飛羽真と顔を見合わせる。
飛羽真が怪物に狙われる心当たりはないかと尋ねるが、文実は「怪物なんて初めて見ました。物語の世界だけかと…」と答え「…あ。」とつぶやく。
文実は会う約束をしていた拓斗純平から何も連絡がないことが気になった。
2人が心配になった飛羽真拓斗賢人純平を探しに行くことにし、倫太郎芽依と一緒に残って文実を守る役を買って出る。

拓斗

 拓斗に会うために学校にやって来た飛羽真
拓斗は怪物に狙われた文実の心配をするが無事を聞いて安心する。
もともと2人には会わないつもりだった拓斗は「わかりました。今日は帰ります」と言い残して帰ろうとする。
飛羽真が「会う約束だったんじゃないの?」と声を掛けると、拓斗は明日からスポーツ留学で海外に行くことになっていて離れ離れになってしまうと明かす。
拓斗は2人に会うと寂しくなりそうだから会わないようにしようと思っていた。

純平

 賢人純平の家を訪ねて“約束の場所”に行かないつもりだったのかと尋ねる。
拓斗はプロサッカー選手になる夢、文実には小説家になる夢があるが自分には何もないと答え、自分だけ取り残されるみたいで2人と会うことに気まずさを感じていた。

約束

 飛羽真は去って行く拓斗に駆け寄って正面に回り込み、両手で拓斗の両肩を掴んで「こら! 約束を守らないと きっと後悔するよ」とアドバイスする。
 賢人は「それでも約束は守らないと…きっと後悔する。どんなに遠く離れていても心はずっと繋がってる」とアドバイス。
 飛羽真は「昔から…そしてこの先も変わらない。それが幼馴染だよ」と微笑む。
 賢人は「目的なんてこれから見つければいい。もしかしたらすぐ身近にあるのかもしれない。幼馴染の絆のように」と言って微笑みかける。
純平は「そうですね。そうですよね」と納得し、拓斗は「行きます!」と言い残して走って行った。
そして賢人文実は怪物から避難して別の場所にいると伝えると、純平は「怪物…文実を襲った…?」と考え込む。
純平“怪物”に洗脳されたような状態で「これを使えば君の不安を取り除くことができる。解き放たれた力が不安を取り除き、きみたちの絆は永遠になる」と言われ、“バッタのスタンプ”を使って知らずにバッタデッドマンを生み出してしまったと告白。
そして純平は「怪物からみんなを…拓斗を守って!」と言って“バッタのスタンプ”を賢人に渡した。
賢人は「約束する。俺たちが絶対に守る!」と応えた。

 沈黙が流れる⦅ファンタジック本屋 かみやま⦆
しびれを切らした倫太郎が「芽依さんやっぱりさっきの話の続きなんですけど!」と言おうとしたとき、ずっとスマホを見ていた文実が「私やっぱり行きます! 2人が心配なんで」と言って立ち上り駆け出していく。
ずっと時計を見ていた芽依は急いで文実の後を追い、倫太郎はしょんぼりと2人の後を追う。

集結

 “約束の場所”にやってきた拓斗飛羽真
すると突然バッタデッドマンが襲い掛かって来た。
飛羽真拓斗を狙うバッタデッドマンを背後から羽交い絞めにして「大丈夫。君はさがってて」と指示する。
バッタデッドマン飛羽真をふりほどいて飛び上がり、逃げる拓斗の前に着地して襲い掛かる。
そこへやってきた賢人が攻撃を阻止し、一緒にやってきた純平拓斗を助けおこして一緒に逃げると文実もやってきて「2人とも無事か?」と確認する。
純平が「ごめん。僕…」と言いかけ、拓斗が「ごめん。俺、本当は来ないつもりだったんだ」と言いかけると、文実が「拓斗! 純平!」と叫びながら2人にキックを浴びせ「もうお前ら本当にバカだな!」と怒る。
蹴られた2人が頭を掻きながら照れると文実も笑う。
足がもつれて倒れた倫太郎は立ち上がって文実の突然のキックを見て驚く芽依を心配する。
3人が仲直りしたのを見届けた飛羽真賢人に声を掛け、駆け寄ってセイバーに変身し、賢人エスパーダに変身。

ブレイブドラゴン!
烈火抜刀!

ランプドアランジーナ!
黄雷抜刀!

2 人がバッタデッドマンと戦っていると、一輝が「いた!いた!ちょこまか逃げやがって!」と走って来る。
そして「バイス!」と声を掛けて手にした“スタンプ”を腰にセットして仮面ライダーリバイに変身。
芽依は「誰?」とつぶやき、「あ~ハンコでた!」と言い、突然リバイの隣に現れた”黒い何か”バイスを見て「1人が2人に!」と驚き、「どういうこと?」と混乱する。
するとどこからともなく現れた“ハイテンションの男”が「あのカラフルなのがリバイ。黒いのがその相棒のバイス。スタンプの力で悪魔を解き放ち変身する新しい仮面ライダーさ」と解説する。
その“男”ゼロワンセイバーといった令和ライダーのグッズを身に付けて自撮り棒で戦いの様子と一緒に自分を撮影する。
「令和ライダーの共演! 実にワンダホー!」と興奮している。
バイスが肩車をしてバッタデッドマンを担ぎ上げ、リバイがジャンプしてバッタデッドマンにラリアットを食らわせる。

この技〈ダブルインパクト〉だっけ?
リバイスの演出か脚本はプロレス好きかな

バイスが「今の決まったな」と喜び、リバイと一緒にバッタデッドマンを起き上がらせて正面から2人同時に右足と左足でミドルキックを浴びせる。

これも技の名前あるんだろうけど…
ちょっとワタシはわからない

後ろによろめくバッタデッドマンセイバーエスパーダが斬りつけると、バッタデッドマンは跳びあがって逃げる。
しかしバイスが尻尾を伸ばして捕まえると、バッタデッドマンは地面に落下してエスパーダに激突。
バイスが「サメちゃ~ん、カモ~ン!」と言うと、リバイがベルトのスタンプを取り外す。
芽依は目をこすり、「あれ?また1人になった」と驚くと、なぜか倫太郎が卒倒した。
リバイは“メガロドン”のスタンプをベルトにセットすると隣に“サメの力を得たバイス”が現れてリバイの形態も変化する。
芽依が「うわぁサメでたぁ」と恐怖し「あ、また2人になった!」と驚くと、倫太郎は起き上がって両手でハートを形作る。

倫太郎は1人だの2人だのって言葉に反応してる

バディアップ!
通りすがりのハ ハ ハ ハ ハンター!

目が覚めるとはこのこと!

リバイが腕のヒレで斬り、サメの力を得たバイスが蹴る。
リバイが戦っていると、バイスが「俺のカッコいいところ見てて」とカメラにアピールしてからリバイを跳び箱のように跳んでバッタデッドマンにローリングソバットを浴びせる。
つづいてバッタデッドマンの足を持ちあげて噛みついて回転するが、バッタデッドマンに背中を叩かれ 背後からドロップキックをお見舞いされて直立不動で地面を滑りこむ。
リバイは「なにやってんだよっ!」と言いながらバイスの頭をコツコツ叩き、放り投げるように立ち上がらせて必殺技【メガロドンスタンピンフィニッシュ】の態勢に入る。
駆け出したリバイバイスが高速の動きで次々と攻撃を加え、ぶつかったリバイバイスは立ち止まるが気を取り直して再び高速の動きで交互に攻撃を加えていく。
そこへセイバーエスパーダがやってきてセイバーが「賢人!」と声をかけると、エスパーダは笑って「飛羽真!」と応えて同時に「物語の結末は俺たちが決める!」と叫びながら駆け出す。

一冊読破! 烈火抜刀!
ドラゴン! 一冊斬り!
ファイヤー!

一冊読破! 黄雷抜刀!
アランジーナ! 一冊斬り
サンダー!

セイバーエスパーダに同時に斬られたバッタデッドマンは爆発。
セイバーエスパーダに「やったな」と声をかける背後ではリバイバイスに「真面目にやれって」と説教し、バイスは「もう怒った。怒ったからねぇ」ともめている。

 純平は「はいこれ、僕から餞別」と言って飛羽真のサインが入った『エターナルストーリー』を拓斗に渡す。
文実拓斗に渡すために『エターナルストーリー』に飛羽真のサインをもらっていた。
笑いあう3人。
拓斗は2冊のサイン入り『エターナルストーリー』を受け取って「ありがとうありがとう」と笑う。
そして拓斗が「俺、あっちでも頑張る」というと、純平は「応援するし、僕も頑張る。2人に負けないように」と応え、文実は「離れてても幼馴染の絆は不滅だね」と言って拳を突きだす。
拓斗純平も拳を突き出し、3人で「イェ~イ」と拳を併せて笑う。

バイスタンプ

 一輝が「あの~」と言いながら飛羽真賢人に駆け寄り、「バイスタンプってやつ見ませんでしたか?」と尋ねる。
賢人は「あ」と言って純平から渡された“スタンプ”を取り出して「これのこと?」と聞いて渡す。
一輝は「そうそう」と言って受取り「ありがとうございます」と深々と頭を下げて、「狩崎さん」と声をかけて“ハイテンションの男”=狩崎に駆け寄る。
狩崎は“スタンプ”を手に取り「ワオワオワオ、バッタのバイスタンプかぁ。これもナ~イスなんだけど、当面欲しいのは」と言って指を鳴らし、映し出された10個の“スタンプ”を示して「あの10種のバイスタンプ」という。
そして正面に向けて「そっちの回収もヨロシクっと」と言いながら、カーテンコールで見せるように仰々しく頭を下げる。

誰に頭下げた!?
そこは劇場じゃないよ?(笑)

頭を上げた狩崎は横に居る一輝を真顔で見つめる。
驚いた一輝狩崎は「期待してるぞ」と言い、“バッタのバイスタンプ”にキスして「フォ~!」と奇声を上げて去っていく。

引継ぎ式

 一輝の口から霊体のバイスが出てきて「10? 面倒くせ~!」と頭を抱える。
霊体バイスは「オレっちご褒美くんないと頑張んな~い」と愚痴をこぼすと、一輝は「お前、それでもヒーローかよ!」としゃべりにくそうに説教する。
霊体バイスが「お風呂入らせてぇ~」と言うと、一輝は何かを言おうとするが、霊体バイスが口から出ているせいで何を言っているのか聞き取れない。
そして一輝霊体バイスのやりとりは飛羽真賢人文実たちには一輝が空中に向けてずっと独り言を言っているようにしか映らない。
するとどこからともなく現れて盆栽を片手に脚立の上に立つユーリが“約束の場所にある木”を掴んで「悪魔なのにマスクをしてるなんて変わったやつだなぁ」とつぶやく。

剣と一体化した”超”特異体質のユーリには見えるんだ

飛羽真は「え? なんかいる…?」とつぶやき、霊体バイスは「え? オレっちが見えんのか?」と驚く。
倫太郎は「芽依さん、芽依さん」と言って明後日の方向を指さして「僕には見えますよぉ」と強がる。
飛羽真賢人芽依倫太郎の指さした方角を眺めると、霊体バイスは「そっちじゃねぇよ! ウソつけぇ! 見えないだろ!」と抗議する。
一輝は隣にいる霊体バイスを指さして、倫太郎の指さした方向に何かあるのかと探す。
飛羽真たちが明後日の方向をさがしている隙に一輝霊体バイスのいる位置を倫太郎に教えると、倫太郎は「あなたは普通のホモサピエンスじゃないんですか?」と尋ねる。
「ホモサピエンス…?」と聞き慣れない単語をリピートした一輝は「うちの銭湯。ひとっぷろ浴びたいときは是非」と言って持っていたチラシを倫太郎芽依飛羽真賢人に渡す。
飛羽真は「今度みんなで遊びにいくよ」と応え、芽依は「もちろん」と応えて親指を立てる。
一輝は「じゃ、協力してくれてありがとうございました」と深々と頭を下げたが、頭をかかえて「銭湯のお湯沸かさなきゃ!」と走り去って行く。
「あの~、家族風呂はありますかぁ?」と尋ねる倫太郎の問いが虚しく響く。
すると突然霊体バイスが画面に現れて「へい! 来週からはオレっちたちが大活躍するぜ! 観てな!」と挨拶。
ユーリが「光あれ!」と〈光の剣〉を掲げると、霊体バイスは「ひかり、やめて…」と言いながらとけていく。
ユーリが「決まったな」とつぶやくと、画面反対から霊体バイスが出てきて「な~んちゃって! ウソだよぉ~ん!」と言ってオナラをして去って行った。

家族に

 飛羽真たちは突然襲ってきたオナラの臭さに鼻をつまみ、芽依が「なんだったんだろう。さっきの人たち」とつぶやくと倫太郎が「芽依さん」と声をかける。
芽依が「だから、さっきから何なのよ!」と怒ると、倫太郎は「あの…僕の…家族になってください!」と想いを口にする。
芽依が「…え? 今更何いってんの? 私たちってもう家族でしょ?」と尋ねると、倫太郎は「…いえ…そう…いうこと…じゃ…な…くて…」とつぶやきながら膝から崩れ落ちる。
飛羽真賢人倫太郎が“玉砕した”と感じた。

エピローグ

 飛羽真は途中だった物語『剣に生きる』を書き上げている。

物語に出てくるのは世界を守るために戦い、未来に向かって歩いて行く剣士たち

尾上は教員試験のために勉強し、勉強している尾上に息子そらが飲み物を持ってくる。

こっそり『ゼロワン』に出て来た『パヒューマン剣』のポスターが貼ってある(笑)

は一人“強さの果て”を目指して修行を続け、凌牙玲花⦅ノーザンベース⦆で剣の腕を磨いている。
大秦寺⦅ノーザンベース⦆で刀鍛冶として〈新たな聖剣〉を創り出そうとしてる。

大広間

 ⦅ノーザンベースの大広間⦆に集まった剣士たち。
かつて玉座があったであろう場所には左から順に凌牙ユーリソフィア倫太郎が立っている。

ノーザンベースにも大広間はあって当然か

ソフィアが〈ソードオブロゴス〉はマスター制度を廃止して評議員制に切り替わることを宣言する。
凌牙が「これからは手を取り合って平和を築いていく」と述べ、「だろ?」と倫太郎に確かめる。
倫太郎は「はい」と答え、「よろしくお願いします」と言って飛羽真たちに頭を下げた。
大秦寺尾上賢人は不慣れに頭を下げる。
芽依は頬笑み、玲花は誇らしげに凌牙を見つめる。
ユーリが斜め上を見つめながら「見てるか? ビクトール! バハト! 今日は最高な日だ!」と言って右手を上げた。
尾上は「これで安心して教員試験に打ち込めるぜ!」と笑い、大秦寺は「私は必ず新しい聖剣を生み出してみせる!」と宣言する。
凌牙が微笑み、その笑顔が芽依に向けられていると感じた玲花は「お兄様…まさか…」とつぶやいて怒りの炎を燃え上がらせる。
尾上大秦寺賢人玲花の怒りを感じて怯えている。
飛羽真は「俺は普通の小説家に戻ります。書きたいことがたくさんあるんで」と言って賢人たちの方を振り返り「みんなに出会えたから書ける物語があるんです」という。
そしてソフィアに近寄り〈火炎剣〉を返還する。
ソフィアが〈火炎剣〉を受け取って「そうですか。寂しくなりますね」というと、が「さて! 俺はまた武者修行の旅に出るとするか!」と明るく言って しんみりしかけた場の雰囲気を変える。
賢人の頭を撫でまわして「元気でやれよ!」とエールを送るとは「ありがとう。賢人くんもねっ!」と応えて2人は拳を併せる。
芽依も含めた皆が笑顔でその様子を見ていたが、玲花だけは芽依を“怒り”で見つめている。
倫太郎は階段を降りて飛羽真に近寄り がっちりと手を合わせる。
賢人芽依飛羽真に近寄ると、玲花の“怒り”が限界を迎えてあふれだし”怒り”が炎となって燃え上がりだしていた。

彼らは進んでいく
大切な人が待っている未来に
自らの手で物語の結末を決めるために

おしまい

 ⦅ファンタジック本屋 かみやま⦆の扉が開き賢人が入って来る。
執筆中の飛羽真が「賢人か?」と微笑みかけて顔を上げると、賢人飛羽真が居ない1年の間に子供たちに絵本を読み聞かせて〈本が自分たちを繋いでくれた〉のだと感じた。
賢人は〈本の素晴らしさをみんなに知って欲しい〉と思うようになった。
世界の様々な物語を日本の皆に。
そして飛羽真の書く物語を世界中の人たちに。
賢人は『WONDER STORY』を抱えて「だから飛羽真、俺にこの本屋を手伝わせてくれ」と頼む。
飛羽真は「物語が言葉の壁を超えるかぁ…」とつぶやいて「いいねぇ、歓迎するよ!」と答えながら笑う。
賢人が「だったら早速…お客さんを連れてきたぞぉ!  みんな入っておいで!」と言って扉を開けると、子どもたちが店内になだれ込む。
「もう大丈夫みたいだね」と言いながら青い服を着た芽依も入って来る。
そして剣士の恰好ではない芽依とお揃いの青い洋服を着た倫太郎も入って来ると賢人は「ええ~っ!!!」と驚いた。
倫太郎は「さあみんなで新しい物語の世界に行きますよぉ!」と叫び、芽依も「よぉ~し!」と叫んで子供たちに駆け寄る。

おお! 倫太郎”玉砕”してなかったのね(笑)

俺たちはこれからも物語を紡いでいく

『仮面ライダーセイバー』の『物語』が閉じると、『本』のまわりには“仲間の証” 芽依が作ったみんなのバッチが置いてある。

凌牙と玲花のバッチはないか…
残念!(笑)

 

最後まで読んでいただき ありがとうございました。
これにて『仮面ライダーセイバー』は“一応”完結となります…


2022 年初頭公開予定の劇場版『仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏』に向けて内容を思い出す手助けになれば幸いです↓

なるべく短くしたつもり版はこちらからどうぞ↓

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