サントリーの『胡麻麦茶』を高血圧患者が飲んでみた

現在〈高血圧〉で〈慢性腎臓病〉という基礎疾患を持つワタシは日々 血圧が高くならないように食事制限をしつつ、病院から処方された薬を飲んでいます。
そんなとき‟血圧を下げる効果がある”というお茶 サントリーさんの『胡麻麦茶』のCMを見て、かかりつけの主治医の先生の許可を得たうえで飲んでみることにしました。

実際は先生の許可をもらう前に飲み始めたけど

そして《ある程度まとまったデータが揃ったのではないか》と判断したので、今回『胡麻麦茶』のを飲んでから測定した血圧を載せてみることにします。

※あくまでもワタシ個人の結果ですのであしからず

結果

※途中 他の‟血圧を下げるのに効果があるお茶”(『からだ おだやか茶W』『ヘルシアW』)も試しに飲んでいるので、『胡麻麦茶』をずっと飲み続けた結果というわけではありません。

※日数はトータルで飲んだ日数になります

45日間 食後に『胡麻麦茶』117ml飲んで寝る前に血圧測定

朝平均   122.9/70.3
夜平均   122.2/68.1 
1日平均 122.6/69.2    (小数点第二位を切上げ)

 

28日間 食後に『胡麻麦茶』を175ml飲んで寝る前に血圧測定

朝平均  127.5/72.6
夜平均  126.6/68.3
1日平均     127.0/70.4   (小数点第二位を切上げ)

 

11日間 食後に『胡麻麦茶』350ml飲んで寝る前に血圧測定

朝平均  119.2/69.5
夜平均  120.1/67.0
1日平均   119.8/68.2   (小数点第二位を切上げ)

総評

結果を見比べてみても1日1本飲んだ方が血圧は下がるのかもしれませんが、1日1本だと月に約4800円の出費となってしまいます。ソレは地味に痛い。

というわけで、《3日で1本くらいではダメかな?》と思いついて試したところ、ワタシはソレでも十分満足だと判断したので、現在では1日に117mlを飲むようになりました。

出費は月に約1600円程で済みますから

ちなみに

最初に飲み始めたのが2日で1本(1日175ml)でした。
まだ〈安定して血圧が下がる前〉だったのではないかと思われますので、1日1本や3日で1本よりも血圧が高かったのではないかと思われます。

飲まなかった場合

正直、ひと月に1600円の出費も痛くないわけではありませんが、『胡麻麦茶』を飲み始める前 1週間の平均血圧は

朝平均  137/77
夜平均  125/67
1日平均  131/72    (小数点第一位切上げ)

というデータが残っていました。
《できれば最高血圧の1日平均が125未満であって欲しい》と考えるワタシは1日117mlを飲むことにしたわけです。
なぜならば、ワタシの大動脈の大半はまだ裂けたままで血圧に気を付ける必要があるから!

大動脈瘤

大動脈が全範囲にわたって裂けていたワタシは、手術で大動脈の一部を人工の大動脈に置換してもらったものの、まだ裂けたままになっている部分が多いのです。
裂けた部分にコブが出来て破裂するのを避けるためにも血圧に気をつけねば。

幸いにもワタシは大動脈乖離(だいどうみゃくかいり)が慢性期にあり、コブが大きくなってしまう期間に猶予があったため、事なきを得ました。
コブが急激に大きくなって破裂してしまうと、手遅れとなってしまうことも多いようです。

すべての元凶

そもそもワタシの場合は肺に水が溜まってぶっ倒れたことが全ての始まりだったのですが、ぶっ倒れて救急車で病院に運ばれたときには水の溜まった肺が心臓を圧迫しており、〈心不全〉+〈腎不全〉と診断されました。

ワタシの〈大動脈乖離〉〈慢性腎臓病〉〈心不全〉など全ては〈高血圧〉がもたらしたもののようです。
ですから健康診断で「血圧が高め」だと言われた方には手遅れになる前に是非とも気を付けていただきたい。

‟何かあってから”でないと「心不全」「腎不全」などという単語で検索することはないでしょうから、この記事をご覧になる機会もないんじゃないかと思います。 でも、出来れば手遅れになる前に「血圧が高め」だと注意されているだけの方にこそ見ていただきたいんですよねぇ。

ワタシは幸いにも問題となるような後遺症はなさそうですが、たかが〈高血圧〉だと思っていると、命の危険すらあるかもしれません。
脅すわけではありませんが、「そういうこともあるんだ」と注意していただければ幸いです。

「そういうこと」とは「命を落とすこともある」とか「〈高血圧〉を原因として腎機能が低下し、タンパク質・食塩・カロリーに気を付けて一生食事制限をしなければならない」ということです。
大動脈が裂けて手術をする場合、言語障害や記憶障害が残ってしまう事もあるそうです。
さらに腎機能が低下してしまうと〈人工透析〉をしなければなりません。

一般的にイメージする〈人工透析〉とは〈血液透析〉のことを指し、シャントと呼ばれる金属を腕に埋め込んで1回4時間を週3回も行わなければなりません。
病院によっては夜寝ている間に透析してもらうことも可能なようですが、それでも多くの時間 拘束されることは変わりませんからねぇ。

参考までに

ぶっ倒れる前は毎日頭が痛く、市販の痛み止めを飲みつづけているような状態でした
もし週に3日以上頭が痛い状態が何週間も続くようなら、すぐにでも病院に行くことをお勧めします

今日の教訓

「まだ大丈夫」は意外と大丈夫じゃないのかもしれない

最後まで読んでいただき ありがとうございました

 

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