心臓を出たところから足の付け根あたりまで延びる大動脈。
その端から端まで全範囲が裂けているワタシは心臓付近の大動脈にコブができ、コブの大きさが5.5cmを超えたので人工血管に置換したものの、その他の部分はまだ裂けっぱなしという状態
ちなみに心臓に血液が逆流している痕跡があるようです
裂けていない部分もあるわけで、‟端から端まで大動脈が全て裂けているわけではない”のですよ
全体的に全範囲でところどころ裂けている、とでも言うんですかね(苦笑)
大学病院での検査は年に一度の‟恒例行事”ですが、去年の検査で「コブが大きくなってきている」ということで、半年後に経過観察のための検査が入っていました。
半年前の前回はCTや心エコーの検査を終え、結果を聞くために待っていたところ、担当の先生に緊急手術のお呼びがかかり、なんだかんだで4時間程の待ち時間の末に見知らぬ先生から話を伺い、「経過観察ということで」と更に半年後に検査をすることになったのでした。
これまでは検査と先生から結果を聞くのは同じ日でしたが、「空きが無い」ということで、今回初めて検査と先生との面談が別の日に。
どうせなら1日で済ませていただきたいけど(苦笑)
先生の時間が空いてなかったんだから仕方ないでしょ
検査

相も変わらず 来る者を威圧するような巨大建造物には「本日の来院数」が張り出してあるが、コロナ以降 1000人くらい減っているような気がしないでもない。
手術から7年目ともなると、もはや‟常連”といっても差し支えないだろう。
足は自ずとCT検査室へと向かい、検査を終えると そのまま颯爽と心エコー検査室へ向かう。
見事に違った場所に到着した。
毎回心エコーの場所を間違える気がする
毎回検査する場所がかわってる?
そんなわけないでしょ
目的地がどこにあるのかは受付用紙的なモノに書いてあるので、平静を装い 行ったり来たりとフラフラ徘徊して見つけ、そこそこの待ち時間を経て名前が呼ばれる。
いつもは《女性技師さんが多いよなぁ》という印象の心エコー検査室ですが、大学病院では7年目くらいにして初の男性技師のかたが担当でした。
なかなかのベテラン感が漂うロマンスグレー。
が、やっぱり大学病院の心エコーはゴリゴリと押し付ける圧が強い。
どこの大学病院でも、ってわけじゃないでしょ
以前、いつもの病院の技師さんに聞いたところ「そんなに強く押しつける必要はないはずですけどねぇ」と言っていたのがウソのようにゴリゴリと強く押しつけてくる。
「ちょっと痛いんですけど」と言えばいいのでしょうが、なんか負けた気がするので意地でも絶対に言わない!(笑)
言いなさい
そして「念のために」と言って、今回は何故か初めて首をゴリゴリされた。
検査を終えると、ロマンスグレーさんが「受付は通さずそのままロビーのほうへ行かれて精算を済ませてください」と言うので、そのままロビーで自分の番号が電光掲示板に表示されるのを待つが、30分経っても表示されない。
手元の用紙を見ると、違和感を覚える・・・。
いつもは先生との面談を終えた後 受付に用紙を提出し、名前が呼ばれると切り取られた用紙が返って来る。
ところが、今回は面談がないせいか、丸ごと用紙が残っている。
自動支払機のあるロビーの受付に行き「コレ、切り取ったりしなくていいんですかね?」と尋ねると、おもむろに用紙を切り取り、「番号が表示されますので、お支払いを済ませください」と事務的かつ無機質な回答。
まぁこの人に文句を言っても仕方がない。
《ロマンスグレー、やりやがったな》と苦笑しつつ、番号が表示されたので支払いを済ませてその日は帰宅。
注文したものと違うのが来たり、そういうの多いよね(笑)
笑いごとじゃないけど、そういうトラブルは少なくないような気がする今日この頃。皆さん、素敵な闘病ライフをお過ごしでしょうか? どうも。ニシンノスケです。
焼きめしを頼んだら焼きそばが
ウーロン茶を頼んだらウーロンハイが
活舌が悪い、とか?
活舌は普通だと思うけどね
全く飲めないけど、お酒飲みそうな顔だから(爆笑)
私がお酒を頼んでも、そっちに渡されるもんね
そういう星のもとに生まれたんでしょ
面談

別の日。
検査結果を聞くために再び巨大建造物へと向かうが、今回はコロナ前の「本日の来院数」と遜色ない人数のような気がする。
今回はひょっとすると「それでは手術でも」なんて話が出るかもしれないので、若干緊張しつつ受付に向かうと、「まだ担当の先生が確定していないので、番号が表示されましたらその部屋に行ってください」とのこと。
年度が替わり、手術前から6年にわたってワタシを担当していた先生が転任されていたのです。
本来であれば前回の検査のときに先生本人から「今度転任することになりました」と聞く予定だったのでしょうが、緊急手術でお会いする機会がなく、転任されてしまったようです。
本来は驚くところですが、いつもの病院の先生から「〇〇(先生)、転任するみたいですね」と聞かされていたので、「え!?そうなんですか?」と既に驚き終えていました。
救急車で運び込まれた病院でワタシを担当することになった先生と、(最初は違ったけど)手術直前にワタシを担当することになった大学病院の先生。
二人が大学の同窓生で、LINEで連絡を取り合っていることが功を奏していた(と思う)ので、残念ではありますが、仕方ありません。
情報の共有がスムーズで、なにより 病院同士の交渉では断られた緊急手術が先生同士の連絡で無理やり ねじ込んでくれたからね
麻酔から覚めて先ず意識を確認した後、二言目くらいには「今日 手術をやってよかったです。結構危険な状態でした」って‟笑顔で”言われたもんなぁ(苦笑)
あ。ちなみに検査の結果は「しばらく経過観察ということで」となり、また半年後に検査が入って5分もせず終了。
今回の先生はワタシの担当というわけではないようで、「とりあえず」らしい。
「次回は違う先生ですか?」と尋ねると、「火曜日でしたら、私が担当することになるでしょうね」とのこと。
で、半年後も火曜日に予約が入り、今回と同じ先生が担当してくれるようです。
そして、検査と面談は同じ日に。コレ大事(笑)
今回初めて心エコー検査で首をゴリゴリされたので、「首に何かあるんですかね?」と先生に尋ねたところ、「血液が逆流している痕跡があるので、血管のつまり等の影響が出ていないかどうかをチェックしたんだと思います」とのこと。
《なるほど。ロマンスグレーは伊達じゃなかったな(笑)》とほくそ笑みつつ、今回は受付で用紙が切り取られ、ロビーに着いたときには既にワタシの番号が表示されていました。
金額は・・・。片道の交通費のほうが高い!
《コレなら電話で済ませられなかった?》と思ってしまう。
電話だと料金の請求が出来ないでしょ?
医療行為は無料サービスじゃないんだから
なるほど(苦笑)
大動脈は裂けたままだし、血液が逆流している形跡もある。
なかなかに油断できない状況ではありますが、今回担当してくれた先生が「これからも気を付けていきましょう」と口にしたので、「え?何か気を付けることがあるんですか?」と尋ねると、「あ。いえ、気を付けるのはコチラ側の話です」とのこと。
同世代くらいの先生っぽかったし、独り言が漏れたのかも
まぁ〈大動脈解離〉患者に出来ることは血圧に気を付けることくらいですよ。
瘤が大きくなる時は大きくなるだろうし、ならないときはならないだろうし(笑)
それではまた次回の大学病院の検査が終わった頃にでもお会いいたしましょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました