大学病院へ

乗り換えなしで行けるバスが廃線になり、通院に苦労するのかと心配しましたが、乗り換えもスムーズに何の問題もなく大学病院へ到着。

前日に行こうとしていたのがバカみたい
ちょっと拍子抜けした(笑)

手術からおよそ5年・・・5年?
元号が〘平成〙から〘令和〙へ変わる直前に手術をしたので・・・5年ですかねぇ。
もう何度目なのか忘れましたが、1年ぶりの大学病院。
相も変わらず、来る者を威圧するような巨大建造物には誇らしげに(?)『本日の予約数』が張り出してあります。

が、今年は例年よりも『予約数』が1000人くらい少ないような・・・。
朝8時20分くらいだというのに、広いロビーは既に自動受付の開始を待つ多くの患者さん達でごった返して・・・いなかったんですよねぇ。
既に受付が始まっていたこともあり、ワタシの前には20人くらいの患者さんがいるだけで、広々としたロビーにこれでもかと並べてある3人掛けのソファーに座っている人はほとんど居ない。
すぐにワタシの順番となり、自動受付を済ませることができました。

なんか拍子抜けしたんだよなぁ

検査

採血

かと思いきや、ワタシは大学病院では採血しないっぽい。

「採血は大学病院ではしないから、いつもの病院でやる」って自分で言ってたでしょ?

そう言われると、大学病院では2回くらいしか採血したことないかも

心エコー検査

毎年のことながら、‟ワタシの場合”大学病院での【心エコー検査】は《そんなゴリゴリ強く押しつける必要ある?》と思ってしまう。
担当のかたは毎年違うのだろうけど、例外の年は・・・多分ない。
行きつけの病院でも【心エコー検査】をすることがあったので、技師のかたに「大学病院では痛い程強く押されるんですよねぇ」と愚痴をこぼすと、「そんなに強く押さえつける必要はないはずですけどねぇ」と首をかしげていました。

代々そう教わっているんじゃない?
または脂肪が厚いから?

大学病院の技師さんたちに嫌われてるとか?(笑)

脂肪が厚いのは否定しないし、なんとなく強く押しつけたほうが画像の映りが良さそうな気がしないでもないけど・・・
身に覚えはないが、嫌われているのなら仕方ない(笑)

「痛いです」って言えばいいじゃない

う~ん。なんだか言いづらい(苦笑)
だから毎年壁に貼ってある小さい子向けのアニメキャラを見て我慢してる(笑)

小さい子も【心エコー検査】するんだろうね
5年前の手術が終わった後、ICUのお隣さんは生まれて間もない子で、辛そうなご両親を見るのは辛かったからね

何本も管を繋がれてベッドで寝てるだけのヤツには隣なんて見えなかったし、そもそも周りを気にする余裕もなかったのかもなぁ。
ICUには何も持ち込めないから とにかく暇だった気がするけど、大体眠っていたのかな・・・

大学病院のICUは面会時間も短かったからね

ちなみに今年は例年ほど強く押さえつけられた感覚は少なく、壁にもアニメキャラが貼ってありませんでした。

なんか調子が狂ったんだよなぁ・・・

CT検査(造影剤なし)

おっと??? 【MRI】じゃないのか・・・

少なくとも去年も一昨年もMRIはやっていないはずよ

毎年やっているような気がしたけど。
大学病院でやっているのは【CT検査】と【心エコー検査】だけなんだ・・・。
造影剤なしでやっていたのが【CT検査】ね。【MRI】だと思ってた(苦笑)

CTはX線、MRIは磁場を使う検査らしいね
どっちをやっているのかわからないの?

X線も磁場も見えないから・・・
え!?見えるモノ?

普通どっちも見えないだろうけど(笑)、検査の前に検査技師のかたが「では〇〇検査を始めます」みたいなこと言うでしょ

あ~。聞き流してる(笑)

【CT検査】では多少待たされはしたものの、例年より10分以上早く着いたおかげか、検査は滞りなく進んで予定していた時間より1時間早く終了。
後は先生から結果を聞くだけなのですが、結局1時間待たされ 呼ばれたのは予定時刻。
病院(特に大学病院)は予約の時間より早く行っても、特にメリットはないのかもしれませんね(苦笑)
むしろ30分程遅れて行っても同じ時刻に呼ばれるのか試してみたいところ。

早く来たからといって時間をズラしてしまうと、予約時間がゴチャゴチャになって患者さん同士でモメる原因にもなるから、決まった時間なんだと思うよ
もちろん急患が入ると そちらが優先だろうから、その分 後の患者さんたちは待たされることになるだろうけど

なるほど。そういわれるとそうかも
まぁ急患なら仕方ないよなぁ・・・

立て、立つんだニシンノスケ!

ノックをして部屋に入ると、先生が「調子はどうですか?」と笑顔で例年どおりの質問をしてくるので、ワタシも「ええ。これといって何もないですね」と例年通りの返事をする。
例年であれば「血液が逆流しているようですが・・・」的な話が続くはずなのに、今年は違っていました。
まず「最近の腎臓の数値はいかがですか?」とジャブが来た。

《なんだその質問・・・初めて聞かれたなぁ》と思い、ほんのりと嫌な予感はしたものの、「いやぁ。さすがに数値は覚えていませんね」と軽くスウェーでかわしておく。
すると、「手術直後の大動脈が3.8cmくらいだったのに対して、今年は5cm弱くらいの大きさになっている部分があるようです。破裂してからでは手遅れですし、そろそろ次の手術を考える時期に来ているようです」と強烈なストレートを叩き込んできた。
そして、「血管を補強する【ステント(なんとか)手術】をするには何回か【造影剤】を使わなければならない」と畳みかけてくる。

多分【ステントなんとか】だったと思うけど・・・

調べたけど合ってるはず
【ステントグラフト手術】は新しい手術方法みたい
いつもの病院で先生に色々聞いてくるが良いよ

はい。そうします

腎機能が低下しまくっているワタシに【造影剤】を使うことは腎臓にかなりの負担をしいることになるようで、即座に毎週2,3回、1回4時間の【血液透析】ということにもなりかねない。
それで腎臓の数値(クレアチニン値)を気にされたようですね。

・・・なるほど。そうですかぁ。
ワタシはすっかり治ったような気になっていましたが、大動脈が全範囲にわたって裂けていて、置換手術をしていない部分は裂けたままだったんですよねぇ・・・。
手術なんてまだまだ5年10年くらい先の話かと思っていたのですが、もうやらないといけませんか。そうですかぁ・・・。
ワタシはグロッキー寸前まで追い込まれた。

手術からは5年経ってるからね

あぁ・・・たしかに
そういわれるとそうだ(苦笑)

ですが、その場では「よし、じゃあ早速やりましょう!」とも「いや、手術はちょっと・・・」とも答えづらかったので、「とりあえず相談させてください」と答えて今回はなんとか自陣コーナーへ戻ることができた。
そして半年後にまた検査をするための予約が入り、なんだか頭がボーっとしつつ家路へ向かう。

今年は何かいろいろと違和感を覚えていたんだけど、こういう予兆だったのかなぁ・・・。
まぁ結局「手術はやらない」という選択肢はないのだろうし、やるしかないんですけどね・・・。
いざ手術をするとなると、やはり気が重いよなぁ。
さすがに前回ほどの危険はないと信じたい(苦笑)

ちなみに現在のワタシの血液の逆流の‟度合い”的なモノは「5段階でいえば4」と宣告され、おまけのアッパーカットまで喰らってしまった。
なかなかにピンチなようですが、去年からあまり変化はないそうで、血液の逆流よりも大動脈の拡張のほうがピンチなのでしょう。
かろうじて2回目のダウンをカウント9.9で立ち上がった気分。
参考までに血液が逆流すると、最高血圧は130くらいでも最低血圧は低い(40とか50くらい)そうですよ。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です