大動脈解離と歯医者

バスの女神

人口血管への置換手術のために歯医者を受診する。

素人には「何で歯医者?そんな必要ある?」と思える処置だが、ちゃんとした理由があるようだ。

たしか、「人工血管は永久に使えるが、歯周病や虫歯菌を放置しているとそれらが人工血管に流れ込み、そこが温床となって繁殖してしまうのであらかじめ除去しておく必要がある」ということだ。

大動脈解離の手術を機会に、歯科へも通院することとなったのだ。

さて、緊張のバス通院。

今日も時間は7時過ぎの通勤ラッシュの時間帯でお守り代わりの杖持参。

当然のように座席は空いていない上に、今日はまずいことに手すりを持てそうにない。

そして、みんな朝から他人を気遣う余裕などないようだ。

まあ私をパッと見たところで、どこか悪そうには見えないだろうから仕方ない。

近くにある高校を過ぎると私のそばの優先席が空いたがその前には女性が立っていたので《残念》と思ったが、『杖ぇ~』を見たのだろう「どうぞ」と席を譲ってくれた。

「ありがとございます」と冷静にお礼を述べたが、何という僥倖!!

世の中捨てたもんじゃない!!

本当は握手でもしたいところだったが、なんか訴えられそうだったのでやめといた。

とにかく今の私には大変ありがたかった。

今はまだ揺れるバスで40分以上立ちっぱなしはできそうにない。

全身管理歯科通院

今日も圧倒的な数の“本日の予約数”が張り出してある大学病院にやってきた。

大学病院の予約は前回も今回も朝9時。

時間としては早い訳ではないが、《他の時間でもよくないかなぁ・・・》と思わなくもない。

そうすれば、通勤ラッシュをさけられるのに・・・。

私が行くのは『高齢者歯科・全身管理歯科』部門。

高齢者ねえ・・・。

まあ若くはないが、高齢者と言われるとさすがに否定したくなる。

そうだ、『全身管理歯科』に違いない、そういうことにしておこう!

痛くないのも問題か

さて、予約を済ませた後、大して待つこともなく名前が呼ばれる。

部屋に入ると“あの”歯医者特有のイヤ~な音が聞こえてくる。

受診前から歯がキーンとなるような気がした。

担当は入院中に治療を受けた先生と同じようだ。

「お久しぶりです。手術はどうでしたか?」

と聞かれたので素直に

「麻酔が効いていたようで、起きたら終わっていました。術後の経過は順調なようです」

とひとしきり社交辞令のような、決まりきったような挨拶をすませた後

「今日はとりあえず今後の治療方針の説明と歯の状態を確認して、歯石の除去をしようと思います」

とのこと。

前回入院中に下の歯を3本抜かれたが、今回は上の奥歯を3本か4本抜くとのこと。

その後虫歯を治療して、そのあとで歯にかぶせ物をするというのが治療方針のようだ。

《下の前の方の歯が一本ないのはみっともないから早くかぶせ物だか、ブリッジだか、インプラントだかして欲しいなぁ・・・》と思ったが、治療方針についてはお任せする方がいいだろう。

しばらくの間は前の方の歯が1本スカスカなのは我慢しよう。

とりあえず今回は歯石の除去となるのだが、“あの”歯医者特有の何かを削る音が私の耳元で聞こえてくる。

《ああ歯医者に来たんだなぁ》と実感する音。

不思議と懐かしさは感じるが・・・落ち着きはしない!!

その後何か尖ったもので歯石をゴリゴリと削り取る。

歯を抜くときもそうだったが、いつになってもこういう作業は力まかせだ。

《こういうのは新しい技術ないんだ。全然発展していないなぁ》とか《女性の歯科医の方だから大変そうだなぁ》と他人事のように感じながら、「痛かったら左手を挙げてください」と言われ、左手の準備をしていたがいつまでたっても痛みを感じない。

「かなり深いところまでやっていますけど、痛くないですか?」と再確認されるも「いいえ、大丈夫です」。

あまりしつこく確認されるので、「痛い方がいいですかね?」と笑いながら聞き返してみる。

歯を抜いたときも今回も運がいいことに痛みを感じることなく無事終わった。

「次回もまた歯石除去になります」

《え?まだやるの?》と思ったが「長年にわたって歯石が溜まっているのであと2、3回は歯石除去になるかと思われます」とのこと。

まぁ長年歯医者にも行っていなかったから仕方ない。

今回の通院は『この機会に何でもかんでもいっぺんにやることにしよう』という方針のもと通っている。いわれるままにお任せしよう。

その後、今回は自動支払い機でのトラブルもなく無事支払いを済ませ、バスに乗って帰宅。

帰りは11時前でバスは空いているから安心だ。

さて、今日は何を食べようか。

本日のお料理

今日はね、カレーをつくりたいと思いますよ。

〈材料〉

グリコのプレミアム熟カレーに書いてある材料
プレミアム熟カレーのルー、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、牛肉など

箱の横に一皿あたりのタンパク質、塩分、カロリー全て書いてあるので便利。

<作り方>

野菜は皮を剥いて適当な大きさに切る。

肉も適当な大きさに切る。

タマネギを炒めて、お肉を炒めて、じゃがいもとにんじんも炒めて、あとは鍋に分量通りの水をいれて全部いっぺんに煮込んでルーを入れたら出来上がり♪

今日の教訓

席を譲ってくれる人がいる、世の中捨てたものじゃない

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