噛まずに飲む

みなさん素敵な闘病ライフをお過ごしでしょうか? どうも。ニシンノスケです。
今日もね、同じ週に連続して大学病院の歯科に行ったときの話を書こうかと思いますよ。

 今回の予約時間は午前11時半と割合遅く、ゆっくり準備できた。
しか~し!  前回調べて分かったことだが、この時間には大学病院に直通で行けるバスがないのだ。

ということで、一旦バスで地下鉄の駅まで行き、地下鉄に乗り換えて大学病院を目指すことに。
平日午前11時前の地下鉄は乗客もまばらで、席に座ってゆっくりできた。

大学病院の最寄り駅に着くと、いつもはエレベーターで昇るところを今日は試しに階段で登ってみることにする。
《よし!疲れたことは疲れたけど、そんなに息切れはしていない!》と納得しつつ、いつものように威圧してくるような巨大建造物の中に入り、自動受付で受付を済ませてから歯科のフロアに移動して受付も済ませる。

 ほどなくいつもの先生に名前を呼ばれ、「痛みはありませんでしたか?」との問いに「いえ、全然」と応える。
〈大動脈解離〉の手術前後に合計3本の歯を抜いてもらったが、幸運なことに(?)麻酔が切れたあとでも痛みを感じたことはない。

たかが一本歯をどうこうしたところで、痛みなど感じぬよ(笑)

前回の治療後に処方してもらった痛み止めの出番はなかったが、余った痛み止めはどうすればいいのやら・・・。

使い道ないんだよなぁ

先生から抜糸の前に今後の治療方針について説明があり「前回結構強引に抜いたので かなり痛みが出ると思っていましたけど、何ともなくてよかったです」と安心したご様子。
と、ここまではよかったのだが。

「前回苦戦した左上の奥歯は根っこが3本で、根っこが全部同じ方向を向いていたのでまだ抜きやすかったのですが・・・」とおっしゃる。
ワタシは《あれで?抜きやすかった?》とは思ったものの、そこはクールかつ華麗にスルーしておく。
すると先生は「右上の奥歯は根っこが4本あるみたいで、専門の先生を紹介してもいいのですが・・・。
抜かないなら抜かないという選択肢もありますけど どうしますか?」とおっしゃる。  
《う~ん、どうしたものか・・・》と考えていると、更に先生は「あとは上の虫歯も治療しようと思いますし、さらに以前抜いた歯のとなりが虫歯になっているのでそちらも治療しないといけない」と畳みかけてくる。
そして そこは場所的にだか、構造上だか治療が難しいらしい。
なんだかワタシの歯はやることが山積みじゃないか。

「歯を抜いたことで歯が移動することがあるので、とりあえず下の虫歯については様子を見つつ判断しようと思います」とのこと。
《う~ん、どうしたものか・・・》と考えている間に次々と説明が追加されていき、何がなにやら分からなくなってきた。
そこでワタシはとりあえず気になっていた質問をしてみる。
 

ワタシ:「奥歯を抜いた後はどうするんですか?」
    「詰め物とかは?」
先生 :「そのままです」
ワタシ:「え?そのままなんですか?」
先生 :「もともとあまり使っていなかった歯みたいだし、詰め物をするにしても隣の健康な歯を削る必要があるので、そのままでもいいかと思います」
ワタシ:・・・。《そうなんだ・・・。ん???》

ワタシの記憶が確かならば、手術前に抜いた右下の奥歯も左下の前歯も「もともとあまり使っていない」と聞いた気がするんだけど・・・。
左の奥歯も右の奥歯も左下の前歯も使っていないのであれば、ワタシは一体どこで物を噛んでいるのでしょう??

今後の治療は何をどうするのか、ワタシはどこで物を噛んでいるのか、なんだか色々とよくわからなくなってきたので、一切合切全てを含めて魔法の言葉をオミマイしておく。
 「全て先生におまかせします」
こうしてワタシは次回の予約を入れて大学病院をあとにすることにした。

今日の教訓

どこで噛んでいるのかわからないなら、
噛まずに飲んでいるのだ!(多分)

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

前回「抜歯と抜糸

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