みなさん、素敵な闘病ライフ送っていますか?どうも、玲月鰊介です。
今日はね、大学病院の歯科に行った話でもしようと思いますよ。
今日は大学病院の歯科の日ではあるが、いつもと違い予約時間は11時といつもより2時間程遅い。
バスなんていつでも走っているだろうとは思ったが、一応バスの時間を調べてみる・・・あれ?無い!?
そんな田舎に住んでいる訳ではないと思うのだけど、まぁないものは仕方ない。
というわけで今日はバスで地下鉄の駅まで行き、そこから地下鉄で大学病院へ。
今回はバスの乗り間違えなど、これといったアクシデントもなく無事到着。
地下鉄の駅から大学病院まで歩いても前ほど疲れないような気がしたが、今回は階段ではなくエレベーターを使ったのであまりあてにはならないか。
いつものように自動受付を済ませ、歯科部門の受付も済ませる。
今日の受付番号は10時40分と遅めだったので1549番。
この時間ですでに1500人以上来ていることに驚きつつ、どうでもいいことに〈キリスト教でも伝来しそうだな〉と思っているといつもの担当の先生に名前を呼ばれた。
「今日は左上の奥歯を1本抜歯しようと思います」と、ここまではいつも通りの感じではあったのだが、今回はその後に助手の方から抜歯についての説明と同意書への記入があった。
〈前に下の歯を抜いた時こんな説明と同意書あったっけ?〉と思ったが、多分あったのだろう。
「歯には3本程根っこがあって、それが全部同じ方向を向いていればスッと抜きやすいんですけど、別々の方向を向いていると抜くのがちょっと難しくなります。レントゲンを見ると他の歯と違って、根っこの部分がぼやけていてどれほど骨と癒着しているかわからないので様子を見ながらやっていこうと思います。手術後なのであまり影響がない程度に麻酔をかけようと思いますが、途中痛みを感じたら左手を挙げてください」みたいなこと(ちょっと内容違うかも)を言われたと思うのだが、何だかよくわからなかったので、いつも通り笑顔で魔法の言葉をおみまいする。
「はい、お任せします」
顔に口の部分が開いた布をかけられた後、前回下の歯を抜いた時には担当の先生に力技でゴリゴリと引っこ抜かれたような気がしたが今回はなんだか様子が違う。
〈あれ?男性の声が聞こえる。たしか先生も助手の方も女性だったような・・・〉と思った。どうやら歯が予想以上にしっかり根付いていて女性の力では抜けなかったようだ。
男性の力でもだいぶ苦労しているのが私の顔面を通してビンビン伝わってきた。
何やらキーンと甲高い音のする機械で歯を削り、何かで歯をゴリゴリやって、機械で骨を削り、歯をゴリゴリやるという作業が幾度も続いた。
そうこうしているうちに「一か所終わりました。あと二か所です」と言われ、〈え?まだ一か所〉と思ったがそこはクールに「はい」と返事をしておいた。
なるほど、3本ある根っこのうち1本の部分の除去が終わっただけなのね。
さらに削ってはグリグリしての繰り返し。
と、ここで今までは治療中に左手を挙げたことがなかった私が痛みを感じて左手を挙げてしまった。
麻酔の量が足りず効きが弱かったのかもしれない。
その後も何度か左手を挙げることになるが、それは歯の痛みというより、器具が顎や口の内側に当たって痛いというだけだった。
「顔に当たって痛いです」と何度か訴えてみるも、そのたびに唇にリップを塗られるという謎の対処をされただけ。
〈これ以上言っても仕方ない〉と諦めた。肝心の歯の方はというと、痛みはあまり感じなかったがグリグリやられて大量の汗が噴き出るような気がした。
当初は1時間の予定だった処置は結局2時間近くかかってなんとか終了したようだ。
そして処置後の説明。
「結構強引に歯を抜いたので麻酔が切れると痛みが出ると思いますので、痛み止めと抗生物質の処方箋を出しておきます。処方箋をもって院外の薬局でお薬をもらってください。痛み止めは麻酔が切れるのを待たずにすぐに飲んでもらっても構いません」とのこと。
全国の大学病院がそのシステムかどうかは知らないが、少なくとも私の通っている大学病院では薬は院外の薬局でもらうことになっているようだ(少なくともカサブタと歯、退院後の薬はそのシステム)。
「できれば明日また来ていただいて今日抜いたところの状況確認をして、1週間後にまた抜糸をするために来てほしいのですが大丈夫ですか?」とのことだったが、たしか明日は台風が直撃するとニュースで言っていたはず。更に来週はお盆だ。
実家に帰るし、来院は厳しそうだと言うと、「台風の中来るのは大変でしょうし、来週は無理ですか・・・どうしましょうかねぇ」と、しばらく考えたあと出した答えは、「じゃあ今週末に来ていただけますか?抜歯を予定より早めてやります」とのこと。
こちらとしては特に断る理由はなかったので「わかりました」と答えておいた。
今日の教訓
痛みの原因は歯だけとは限らない
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