小木博昭さん ステージ1の腎細胞がん

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お笑いコンビ おぎやはぎの小木 博昭さん(48)がパーソナリティを務めるTBSラジオ『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木曜 深1:00) 令和2年8月13日放送のエンディングにおいて、早期の腎細胞がんであることを発表されました。

小木さんは先週まで3週連続で片頭痛を治療するためにラジオを休まれており、久しぶりの出演での突然の衝撃発表に相方の矢作さんも驚いておられました。

以下は小木さん本人のコメントになります

まったくの私事でございますが、とてもびっくりしたことがありましたので発表させていただきます。

なんと私小木博明、腎細胞がんが見つかり、手術のためしばらくお休みをいただきます。

幸い取り除けばよいという所謂ステージ 1であるのですが、「まさか自分が」という有名な言葉を皆さまにお送りしたいと思います。

元来自分は病院好きで、さまざまな検査をしていましたが、今回ゆっくり身体を診ていただいたおかげで見つけることができました。

「まさか自分が」となる前に、皆さまもゆっくり時間を取って検査をされることを強くお勧めします。

 大事なことを言い忘れましたが、関係者の皆さまには、この度の休養に関してご理解頂き感謝しております。

 以上、びっくりしたことの発表でした。

小木博明

《そもそも腎臓とは?》

腎臓はゲンコツ程度の大きさで、ソラマメの様な形をしたものが肋骨の下、腰あたりに背骨を挟んで左右に1つずつあります。

主な働きは血液で運ばれる老廃物をろ過して尿として排出することです。

また血圧の調整や血液をつくる物質(ホルモン)をつくったりしています

健康な場合はあまり有難みを感じることは少ないかもしれませんが大切な臓器です。

私も慢性腎不全になるまでは、意識したことすらなかった臓器ですね。

《腎細胞がん》

そもそも腎細胞がんとは何なのでしょう?

尿をつくる部分にある尿細管の細胞がガン化して悪性腫瘍になったものです。

腎がん】と呼ばれるものはほぼこちらの腎細胞がんのことを指すようですね。

初期段階では特に症状がみられないとのことですので、今回 小木さんが早期に発見できたのは〈不幸中の幸い〉といえるのかもしれません。

定期的な健診 人間ドッグが大切ってことですねぇ。

腎細胞がん検診に関する指針は定められていないので、頭痛や血尿、背中や腰の痛み、足のむくみなど気になる症状がある際には早期の受診をされた方がよいでしょう。

現在、日本では人口10万人あたりに発症する割合が年間約12人ともいわれており、年々増加の傾向にあるようです。

日本の人口が1億2千万だと仮定すると、年間14000人以上が発症しているということになります(計算あってるかな…間違っていたら すみません)。

《腎細胞がんの種類》

腎細胞がんはいくつかの種類に分けられるようですが、専門的な知識になりますし、我々がイメージしやすいのは【ステージ】ではないでしょうか。

ガンが腎臓内にだけある【ステージ1、2】

ガンが腎臓の外にまで広がる【ステージ3、4】

リンパ節に転移している【ステージ3、4】

肺や肝臓、脳や骨にまで転移している【ステージ4】

早期発見程、治癒率が高くなるようです。

《治療法》

大きく分けて、手術薬物療法があります。

手術はイメージしやすい外科手術ですね。

基本的にはこちらがメインとなるようです。

手術の方法や切除範囲はガンの大きさや転移具合によって変わり、お腹を切り開く【開腹手術】と小さな孔をあけ、カメラなどを通して患部を切除する【腹腔鏡(ふくくうきょう)手術】があります。

手術による治療が出来ない場合、他の臓器に転移している場合には、薬剤を使ってガン細胞の増殖を抑えたり消滅させる薬物療法が考慮されるようですね。

ちなみに転移とはガン細胞がリンパ液や血液に乗って他の臓器に移動し、そこで成長することです。

転移している部分(転移巣)には、一時的な進行の抑制、痛みの緩和を目的に放射線療法が検討されることもあるようですが、腎細胞がんの根本的な治療目的に放射線療法がおこなわれることはあまりないようです。

また、早期発見の場合や高齢者、他の病気にかかっていて手術をする危険性が高い場合には、手術などの治療をせずにCT検査MRI検査エコーによる画像検査を定期的に行い、経過を観察することもあるようです。

《治療後》

手術等でガンが消失したように見えても、目には見えないガン細胞が残っている可能性があり、再発の危険はあります。

腎臓を摘出している場合であっても、2~3割の方は再発することがあり、他の臓器への転移が見られることもあるようです。

脳や骨、腹部のリンパ節、肺や肝臓などに転移しやすく、術後はエコーCTMRIなどの画像による検診が行われます

特に肺には転移しやすいようです。

再発した場合は薬物療法が中心となるようですね。

《生存率》

いやな言葉ですが、「診断されて 一定期間経過した時点での”平均”生存割合」を指し、ガンの治療の場合には診断から5年を基準にすることが多いようです。

《最後に》

腎臓は2つあるので片方が正常であれば、1つを取ってしまっても日常生活にはあまり影響はありません

もう片方の腎臓の機能も弱まっているようであれば、食事や運動が制限されます。

どうでもいい話ですが、私も現在、食事制限を行っており、無酸素運動は禁止されています。

腎ガンは開腹手術であれば術後4、5日の入院で腹腔鏡手術であれば術後3日程の入院となるそうです。

術前に1、2日入院することも考えると、1週間程で退院できるということでしょう。

現在【ステージ1】の小木さんの5年生存率は90%以上ということです。

余裕をみても2週間から1か月後には、元気な小木さんをテレビやラジオでお見かけ(拝聴)することができるのではないでしょうか。

「失って初めて分かる」のが健康の有難みですからねぇ(じみじみ…)。

食事療法をすると、今まで当たり前に食べられていたものが食べられなくなります。

別に脅す訳ではありませんが(笑)、最近は新型コロナや熱中症の件もありますし、少しでも体調に違和感を感じた場合には病院で受診された方がいいかもしれませんね。

みなさまもお体ご自愛下さい

最後まで読んでいただき ありがとうございました

〈参照〉

https://ganjoho.jp/public/cancer/renal_cell/index.html

https://www.immunooncology.jp/patient/rcc/ch01.html

http://www.twmu.ac.jp/KC/Urology/disease/cancer/kidney/