通院初日

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通院準備

他のかたもそうなのかどうかは分かりませんが、ワタシの場合 最初に入院した病院には 体調に変化がないかどうかのチェックと薬をもらうために通院し、手術を行った大学病院には術後の経過を見てもらうために通院します。
この2つの病院を定期的に訪れなければなりません。

大学病院には年に1回程度
救急車で運び込まれた病院には2か月に1回

外来で訪れる日時については、大学病院は最後の転院前に、最初に入院していた病院(最後に入院していた病院)は退院前にそれぞれ指定されていました。
今回は最初(最後)に入院していた病院に行くお話。

通院

退院後初のバスに乗る予定だったのですが・・・。
わざわざ退院を遅らせてまでリハビリをしたことで、《バスや地下鉄に乗るための“揺れ対策”は出来ているはず》と自負していました。

しかし、乗るのは想定外だった通勤ラッシュの時間帯。
そうであれば 満員であることは予想でき、当然、席も空いていないということもわかっている。
だから‟小細工用のアイテム”を用意していたのです。

チャラララッララー♪「杖ぇ~」

説明しよう。この杖を見た心優しい人が席を譲ってくれるはずなのだ

最寄りのバス停から通院先の病院まではバス停で4つか5つ。
《満員のバスに乗って座れなかったとしても問題ない距離だ》と思った。
・・・思ったのですが、胸の傷がパックリ開かないようにバストバンドを巻いていたこともあり、今回は初通院だし 安全のためにも小細工アイテムは使わず素直にタクシーで行くことに。

弱気過ぎたかなぁ

初通院

退院から あまり経っていないものの、なんだか懐かしく感じる。
隣の病室で何か叫んでいた‟オジサン”も今では思い出。
《まだ居るのかなぁ》なんてことを考えながら、まずは外来の受付を済ませるのですが、危うく入院していた病室へと足が進みそうになってしまいます。

習慣とはおそろしい(笑)

その病院は外来と入院とで乗るエレベーターが違っており、挨拶がてら足を運ぶのも悪くないとは思ったのですが、看護師さんたちは仕事中で邪魔になってはいけませんからね。
それに数名しか顔を覚えていなかったので、こっちは顔を覚えていなくても向こうが顔を覚えていた時になんだか気まずい。

実際お世話になったICUの看護師さんに挨拶されて話したのですが、ワタシは覚えていなかったので何とかごまかしました(ごまかせたと信じたい!)

外来には予想以上に患者さんや付き添いのかたが居て、多くはお年を召された方々。
そもそもワタシが通うのは心臓血管・循環器系統ですので、患者はおのずとそうなってしまうのでしょうし、実際ワタシが一番若いんじゃないかと思う(※その日見た患者さんたちの中での話)
生まれつき心臓に疾患がある幼い子が居たりするのでしょうが、基本的に患者さんはご高齢でしょう。

はじめに

まずは採血。
ワタシの場合は血管が細いのか、無駄なお肉が厚いせいか、採血しにくいようで、看護師さんが悪戦苦闘することがあります。
そんなワタシは比較的採血しやすい右腕の第二関節あたりが採血ポイントとなるようです。
おかげでその辺ばかりに痣が残ってしまい、その痣を確認した看護師さんはそこから採血するようです。
採血するときに毎回右腕を出すワタシにも原因があるのかもしれませんが、入院中に右腕を出すのが癖になっていたもので。

だって左腕をだしても、看護師さんたちは結局 右腕で採血していたし

次に

つづいてレントゲン撮影。
レントゲン撮影はおそらく誰がやっても大差ないでしょう。息を吸って、止めたところでハイチーズ。

そして待機

その後 外来の受付に戻って先生の検診を待つことになります。
当然、先ほどの採血の検査結果が出るのに時間がかかるわけで、その分待ち時間も長くなるし、前の患者さんに時間がかかれば更に時間が伸びてしまいます。
その日は45分待つことになりました。

命の恩人との再会

早かったのか遅かったのか45分後。
ワタシの番がきて話を聞きます。
結果は「腎臓は慢性の腎不全で完治する見込みはないでしょうけど、他は特に問題なさそうですね」とのこと。
ついでに手術の跡を見てもらうと「キレイな傷跡」と絶賛されましたが、ワタシとしては「北斗〇拳の伝承者に秘孔を…」と言いたいのをじっと我慢。

先生がみんな「きれいな傷跡」というんだから そうなのでしょう

そしてワタシは先生に言い忘れていた言葉をやっとここで言えました。
「先生が大学病院を紹介してくれたお陰で大動脈解離が見つかりました。ありがとうございました」
しかし先生は納得いかなかったようで「解離を見つけられなかったことは医者として自信をなくしました」と落胆した様子でしたが、最後に「バストバンドってそんな低い位置につけるものでしたかね?私はもっと上につけるように教わりましたけど」とやんわり注意されてしまいました。

どうやらワタシのバストバンドは腹巻のようになっていたみたいです。
その後処方してもらった薬を受け取るために会計を済ませるわけですが、この待ち時間がまた長いんです。

処方箋を受け取ってから薬剤師の方たちが準備をするのだから仕方ないといえば仕方ないのでしょうが、それにしても長い。
1時間近く待たされる。
・・・と「待ち時間が長い長い」と書いていると、なんだかワタシが【待つのが嫌いな人】みたいに見えますかね。

まぁもちろん好きではないのですが、なんて言うんですかねぇ…。
暇?暇とは少し違うかもしれないけど。
かといって、スマホをいじってゲームで時間をつぶすほど若くはありません。
その後 ようやく薬を受け取って、安全にタクシーで帰宅することにしました。

今日の教訓

バストバンドは“バスト”の位置につけるべし

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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